
「株は買ったら放っておけばいい」ってどういうこと!?
~「きんゆう女子。」座談会編 長期投資のメリットを探る~
「金融」とか「投資」とか、なんだか難しそう……そんな金融ワカラナイ女子のためのコミュニティ「きんゆう女子。」のメンバーが女子会を開催!投資や資産運用に関するモヤモヤを、ゲストとして参加した独立系運用会社である「さわかみ投信」の澤上社長にぶつけました。
投資の武器「複利」を味方につける

早速だけど、「きんゆう女子。」って言われるくらいだから、投資をしている人もいますか?

私はしています!前職の銀行員時代から、外貨預金や確定拠出年金をやり始めて、退職した今は株式投資や金投資にチャレンジしています。

私はお金があればあるだけ使っちゃうからやってない(笑) 使いすぎを防ぐために、投資を始めたいと思っています。

そもそもみなさんがお金を運用して増やしたいと思うのはなぜ?

「将来に備えて」「今やりたいことを優先したい!」っていう人が多いかな?「きんゆう女子。」は約1900人のコミュニティですが、お金を貯めて、海外旅行や自己投資にあてるとか、結構具体的な気がします!

私は、親が病気になった際、実家の経済状況を見せてもらったのをきっかけに、自分自身のお金のことも考えるようになりました。人生100年時代、将来のために備えておきたいと思って。

ある程度は残したいですよね。ただ重要なのは、やっぱり何のためにふやすのか。私たちが運用、販売する「さわかみファンド」は運用開始からもうすぐ20年になるのですが、時間を味方にした投資なので、ある程度財産を築いたお客様が多いんです。そんなお客様が変動のある相場を長く乗りこえられたのは、目標があったからです。

私は旅行が好きだからプチ贅沢もしたいけど、将来が不安だから投資にも回したい…ちなみに「時間を味方にした投資」ってなんですか?

例えば、簡単な質問ですが、100万円に対し年利10%だとすると1年後はいくらでしょう?

110万円です。

じゃあ、その110万円は1年後いくらになっていますか?

えっと、11万円増えるから121万円です。

その通りです。その前提ですと10年後には約259万円、20年後には約673万円と時間とともに雪だるま式に増えていくのを「複利」と言います。この時間を味方にすることが資産運用にとって武器となります。だから長期で取り組まずに数年で引き出してしまうと、このメリットを生かせないんですね。

なるほど~引き出してしまうとその複利効果を得られにくくなりますもんね。

信じて託して放っておく。それが「投資信託」!

でも、投資初心者って何から始めたらいいんでしょうか……?

色々な投資方法はありますが、やはり初心者におススメなのは「投資信託」。投資信託って字のごとく、信じて託すものなんです。つまり買ったら放っておけばいい(笑)
任せておけばいいので、いわゆる「お金に働いてもらう」という状態ですね。

放っておくのは簡単で良い!(笑)。でも任せている間、私たちは何をすれば?

まずは自分の時間を大切に。さらにあえて言うなら、日々の収支を見つめ直すことをおススメしています。収入を増やすのは大変ですが、出るものを減らすことで、生活に余裕が生まれます。レシートを整理することで、意外なムダを見つけられることも…そのムダを投資にあててみてください。なお、少額でもコツコツつみたてていくほうが投資も楽に続けられます。

私は興味はあるけど、最初の一歩をどうしたらいいのかわからなくて。そもそもたくさんある投資信託のうちどれを買えばいいのか……

私、投資はいろいろ手を出しましたが、自分のやり方に全く自信がないんです(笑)

「投資信託は信じて託すもの」といっても、やはりどれを選ぶかは重要。僕がおススメしているのは、まず気になる投資信託(ファンド)を5本選んで、それぞれ1万円ずつ買ってみること。そのあと1年くらいそのままにしてみてください。

ファンドって数千あると聞いていますが、そこから5本を選ぶのは初心者にはハードルが高いような……

実は、選ぶポイントが2つあります。一つ目は10年の実績があること。二つ目は、純資産が積みあがっていること。この条件を満たす気になるファンドは数十本以下に絞られます。

10年っていうのは何か意味があるんですか?

簡単に言えば景気の大きな波を乗り越えているからですね。今から10年前というとちょうど、いわゆるリーマンショックがあり、そこを乗り越えているファンドは顧客から選ばれているからであって、今後もその傾向は続くと思われます。また、もう一つ理由があります。実は、ファンドの多くは寿命が3年未満だからです。金融機関は、ファンドを買ってもらう度に手数料を得ることができます。つまり、お客さんにはどんどん売って買い替えてもらったほうがいいので、一般的にファンドは短命なのです。

なるほど。お客さんに持ち続けられたら金融機関としては販売手数料ゼロですもんね。

一方、弊社のお客様は、我々と歩調を合わせ一緒に歩んでくれています。2~3年で買い替えるのではなく、長期間、投資をしていただいています。

さわかみファンドのお客さんは、みんな買ったらずっと放っておくんですか?

もちろん売る方もいますが、忘れて持ち続ける方も多いですよ。でもさわかみファンドの場合は、ファンドマネージャーが3500社ほどある上場会社から「本当に伸びる」と判断した会社を選んで運用していますので、その間もしっかりと運用しています。

持ち続けて複利のメリットを活かす…

そういうことです。それではここからは、投資についてちょっと突っ込んだ話をしていきますね……

後半(3月上旬掲載)に続く…
留意事項
■投資信託は、値動きのある有価証券等に投資します。組入れた有価証券等の価格は、発行者の経営状況やそれに対する外部評価、外国為替相場等の変動による影響を受け、投資信託の基準価額は変動します。これらにより生じた利益および損失は、すべて受益者の皆様に帰属することとなります。また、元本および利息の保証はなく、預金保険の対象でもありません。したがって、投資された元本は、基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。投資信託は預貯金とは異なります。
■投資信託への投資に際しては、所定の手数料等が必要になります。さわかみファンドの場合は次の手数料等がかかります。【購入時手数料・信託財産留保額】ありません。【信託報酬】さわかみファンドの純資産総額に対して1.08%(税込・年率)です。【 その他費用・手数料】組入れ有価証券等の売買委託手数料およびこれにかかる消費税等相当額などの実費を投資信託財産より控除します。※売買委託先の手数料率が変更することがあるため実費の額は表示できません。
■投資にあたっては、必ず「投資信託説明書(交付目論見書)」をよくご覧いただき、ご自身でご判断ください。
お問い合わせは、さわかみ投信㈱まで。
さわかみ投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第328号
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