板橋区立成増ケ丘小学校(高野剛一校長)で11日、「平和について考える」特別授業がありました。

羽賀絹恵副校長の発案。6年生の4クラス127人が、「原爆の図」の作者、丸木俊さん(故人)の絵本「ひろしまのピカ」を朗読する俳優、岡崎弥保(みほ)さんの語りに耳を傾けました。

6年生は夏休みの宿題として、「太平洋戦争について自身でテーマを決めて調べる」を課題に太平洋戦争についての「新聞」を製作。

本社が発行する「知る原爆」でも学びを深めたうえで、この日の特別授業に臨みました。

 

授業後、児童たちは次のような感想を綴りました。

「今まで原爆について詳しく知らなかったけれど、朗読を聞いて、原爆は罪のない人々の命まで奪う、この世界にあってはならないものだと感じた」

「原爆の熱線の温度は1万2千度もあるということを知り、実際に被爆瓦をさわってみて、鉄が溶ける温度をはるかに超えている高温の熱線が人に当たっていたと思うと本当に恐ろしいなと思いました」

「これからもっと戦争のことを知って、大人になって自分の子に教えてあげたいです」

「今こうやって平和なことが続いているのは、経験をした人たちが今の時代に伝えてくれているおかげだなと思いました」

「岡崎さん、朗読をしてくださってありがとうございました。一人ひとりの登場人物に感情が込められていてすごいなと思いました」

 

後日、丸木美術館を訪れた羽賀先生のコメントです。

「思いのほか自宅から遠くない場所にあることに驚き、なぜもっと早く訪ねなかったのかと後悔もしました。初めて見る原爆の図には大きな衝撃を受け、はじめは直視できませんでした。でも、見なければ、学ばなければ、受け止めなければ、伝えなければ……。そんな思いで自分を奮い立たせ、懸命に脳裏に焼きつけてきました」