都立園芸高校(一ノ瀬淳校長)で10月9日、日本農業新聞(以下「農業新聞」)による出張授業がありました。

授業を受けたのは、堀良輔教諭が担任の2年A組(動物科)36人。「公共」の時間1コマで、農業新聞普及推進部の大畑朝義さんが「新聞の読み方講座」と題して話をしました。

農業新聞が都立の農業高校で授業をするのは初めてです。

「若い世代に日本農業新聞を知ってもらうことと、新聞を通して日本の農業やJAへの理解を深めてほしい。日々の学習や進路選択に役立つ情報も載っていることに気づいてもらえたら」(普及推進部の加藤朋幸さん)。

こうした理由から「NIE」の強化に取り組むことにした農業新聞は去年12月、実績豊富な朝日新聞に「研修」を依頼。都NIE推進協議会の高校部会で堀先生と親交を深めていた朝日新聞のNIE担当者の仲立ちで今回の授業が実現したという経緯があります。

 授業の冒頭、大畑さんは「新聞という硬いイメージをほぐせたら」と語りかけ、大学生のときの農業実習を振り返りながら自己紹介しました。次いで、アイスブレイクがてら農業に関する4択クイズを5つ出題。生徒たちは、用意されたQRコードをタブレット端末かスマホで読み込み挑戦しました。

 <5問出題された4択クイズ>
①日本の食料自給率は何%か
②鳥インフルエンザ発生に際し農場で行われる防疫措置は?
③令和のコメ騒動の原因は?
④スマート農業とは?
⑤JAグループの10月11月の月間名は?

 ②に関しては「きょうの農業新聞にも記事が載っていましたが、注意が必要な季節になりました」と付け加えたり、④では後押し・推進する国の施策に言及したり。
正当率の上位3人に農作業で使える手ぬぐいがプレゼントされると、歓声が上がりました。本論の「新聞読み方講座」では、「ネットでダラダラ読むより、新聞でじっくり読んで頭に入れる。これが就職活動の第一歩かなと」と話し、農業新聞は毎日全国で28万部を発行していることや、農家にかぎらずJAの職員も読者であること、100人の記者だけではなく全国の農協職員も記事を書くことなどを説明。

紙面の構成に言及した場面では、「12ページとはいえども膨大な情報が詰まっている。1面右上トップは読者に最優先で伝えたいニュース。全文ではなく最悪、見出しを読めば概要はつかめるし、見出し→前文→本文と読み進めていくと全容がわかる」と話しました。

<生徒の感想>

Aさん:農業に特化した新聞というのはとても面白そうだと思った。普通の新聞は経済や政治など、難しそうなイメージがついていたので、農業新聞なら興味を持って読めそうだと思った。機会があったら農業新聞をとってみたいと思います!

 Bさん:新聞は読んだらすごい面白いし、読んだら最後まで読み進めるが新聞を読むまでがすごい億劫に感じてしまう。新聞の構成の話を聞いて一番最初に一番大事な記事があるから、1面だけでも読む習慣をつけたらいいと思った。日本農業新聞はこのような機会があるまで知らなくて、農業高校に通っている生徒だからこそ読むべき新聞だと思った。

 Cさん:クイズ形式で最近の農業事情を楽しく知ることができたので、とても楽しかったです。新聞の構成や読み方についての基礎知識が何もなかったことにも気がつきました。今回の授業がきっかけで少し新聞に詳しくなれました。新聞は紙面が大きく文字数も多いため、読むには抵抗がありましたが、今回を機に読んでみようと思えました。今回はありがとうございました。

 (白銀泰)