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能楽で漢詩の世界 李白・杜甫ら酔吟 9月に東京・青山

2009年8月30日

写真拡大左から野村四郎、石田幸雄、桜間金記=米原写す

 詩仙・李白。詩聖・杜甫。そして白楽天。中国の三大詩人が時空を超えて酔吟の時を過ごす新作能舞「三酔人夢中酔吟」が9月5日、東京・青山の銕仙会(てっせんかい)能楽研修所で上演される。能楽に継承された漢詩の世界を、能楽的手法などを駆使して描く意欲作だ。

 作・演出は笠井賢一。左遷の辛酸を知る、酒好きの三詩人が夢の離屋(はなれや)で相まみえる設定。能と狂言の中間的な表現が目立つ。能舞台には3人を象徴する三足土器を配置する。

 李白を演じるのは観世流シテ方の野村四郎。「仙界から人間界に落ちてきたような李白を演じたい。モノクロ的な世界に月の光が輝いている、そんな雰囲気になればいいと思う」

 杜甫役の金春流シテ方の桜間金記は「世に受け入れられないものを持つ、直情径行の人を素直に演じたい」。白楽天役の和泉流狂言方石田幸雄は「白楽天は2人を尊敬している。自己顕示欲が強く出ないように心がける」と話す。

 公演は、岩佐鶴丈の楽琵琶による「琵琶三秘曲」も。午後5時開演。5千円。電話090・9676・3798(アトリエ花習)。(米原範彦)

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