ATHLETE INTERVIEW
困難を超え、進み続ける

01
自分次第で、いくらでも人生の道は切り開いていける
ラグビー
稲垣 啓太
Keita Inagaki
1990年6月生まれ。ラグビー日本代表。パナソニック ワイルドナイツ所属。
昨年のラグビーW杯でアジア勢初の8強進出を決めた、対スコットランド戦。劇的な逆転トライを決めても破顔せず、平常心でプレーを続けた“笑わない男”も、新型コロナウイルス感染拡大の影響による突然の自粛生活には戸惑った。
閉じこもらざるを得なかった期間は自宅のマシーンを使ってトレーニングを続けていたが、それでは普段の練習の強度にはるかに及ばない。「ハイレベルなトレーニングができないこと、とりわけ、“走る”というすべてのスポーツの基本ともいえる動作ができなくなったことで、この生活が長引くと体に影響が出てくるのではないかと不安を抱きました」
トップリーグの試合がすべてなくなったことに落胆する他選手の声を耳にすることもあった。しかし、「自分の力を試合で最大限発揮するための準備期間が伸びただけのこと。個人の毎日の行動のすべてがチームの勝利という結果に直結すると考えれば、コロナの渦中でも取り組むべきことに変わりはない」と、自分のやれることを100%の力で淡々と続けているうちに、気持ちは吹っ切れていった。
いつも通りのトレーニングができないのも、悪いことばかりではない。これまで肉体を酷使してきたために痛んでいた部位が回復するという、嬉しい変化もあった。8月になり、徐々にこれまでのような練習ができるようになってからは、再び週4~5日のペースできついフィジカルトレーニングを行う生活に戻った。
「プロは結果がすべて。昨年、“自分たちの力を信じてチャレンジすれば、無理と言われたことでも結果を出すことができる”というメッセージを発信することができたのも、W杯でベスト8という結果を残せたから。今のがんばりが、半月後、3ヶ月後、半年後の結果に繋がるからこそ、今日限界まで鍛え抜く意味があります」
高みを目指すには、自分で考え、動くことが何よりも大切だと信じて実践してきた。「もし自分がいま学生で、目標にしていた大会が中止になったらものすごく悔しい。だけど、自分が歩みを止めなければ、いくらでもスポーツで食っていくための道は開けます。僕の身近でも、自分のプレーを撮影して、DVDに焼いていろんなところに送っている人がいました。プロになってからも、上にいけばいくほど勝負の世界で、すべてが自分次第。人生の選択肢が狭まったように感じても、必ずどこかに道はある。もし叶えたい夢があるのなら、道を探ることを諦めないでほしいです」
INTERVIEW LIST
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01
自分次第で、いくらでも人生の道は切り開いていける
ラグビー
稲垣 啓太
Keita Inagaki -

02
どんな状況だろうと自分が今できることに集中して努力すれば成長できる
スポーツクライミング
野中 生萌
Miho Nonaka -

03
仲間と共に切磋琢磨できる幸せを改めて実感
サッカー
岩渕 真奈
Mana Iwabuchi -

04
今までやってきたことは、無駄にはならない
野球
山田 哲人
Tetsuto Yamada -

05
練習ができなくなって一層強まった、「柔道がとても好き」という気持ち
柔道
阿部 一二三
Hifumi Abe -

06
自分が一番輝けるのは、スポーツをしているとき
柔道
阿部 詩
Uta Abe
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