朝日 地球会議2018特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇

朝日 地球会議2018 特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇 広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

特別講演
「身近な取り組みが『笑顔』とともにグローバルな広がりへ」
箕輪 睦夫
アデランス 執行役員
海外事業本部副本部長 グローバルCSR広報室担当

「三方よし」の考えに基づいたCSRの取り組み

多くの環境関係の会議では、ヨーロッパを主体とした考え方が導入されています。CSRの世界もヨーロッパ主導型です。ただ日本には「三方よし」という素晴らしい考え方があります。1754年に、近江の小さな町にあった商家の中村治兵衛さんが、自分の商売の哲学を伝えるために残したのが「三方よし」の原点。自分の利益だけではなく、相手様の利益、そして商売をさせていただいている地域への利益、それを考えて商売をしなさいという書き置きです。私たちはこれを、売り手、つまり従業員への責任、そしてお客様への責任、世間つまり社会への責任といった形で、独自の「三方よし」の考えに基づいたCSRの取り組みをしております。

まずはお子様への「愛のチャリティ」。まだ世の中にCSRという言葉がなかった頃から40年続けている活動です。これは抗がん剤治療や免疫不全、円形脱毛症などで髪を失ったお子様に対し、髪がないことを心の傷にしたくないということでスタートした活動です。いま新たにヘアドネーションを行っているNPO法人の「ジャーダック」と組み、ウィッグのプレゼントだけでなく、ドネーションされた髪の毛を、髪を失ったお子様にプレゼントすることで新たにお子様たちに笑顔を広げていく活動になっています。

次にがんの人たちのお悩みに応える病院内のヘアサロン。このヘアサロンに立ち寄れば、患者としてではなく、お客様として自由に話ができます。多くのがんセンターの関係者の方と話をして知ったのですが、頭を洗うだけでほとんどの患者さんが元気になるそうです。もちろんこのサロンでもウィッグについてのご相談をさせていただいており、現在は国内に30店舗、福祉先進国のスウェーデンやドイツなど、ヨーロッパに8店舗展開しています。

「髪」をキーワードにしたアピアランスケアで笑顔を増やす

続いてはスタジオADの文化活動です。ミュージカル『キャッツ』は皆さんご存知だと思いますが、これは1981年にイギリスのウエストエンドで初めて演じられ、82年にはブロードウェイに、83年には日本で劇団四季が演じています。しかしブロードウェイもウエストエンドも、一人ひとりにヘアスタイリストがついていて髪を直せるのですが、劇団四季ではそんなにヘアスタイリストを雇えない。そこで必要となったのが、丈夫で、自然で、通気性のいいウィッグ。そこでアデランスと劇団四季さんが一緒になり、キャッツウィッグを作り上げました。今は劇団四季さんだけでなく、東宝さんや松竹さん、宝塚歌劇団さんなど、さまざまなミュージカルの現場に提供させていただいています。それがどうアピアランスケアと関係があるかといいますと、じつはスタジオADにがんサバイバーのスタッフがいまして、そのスタッフが病院内ヘアサロンの店長を集めてメイクアップレッスンを行ないました。なぜならがんのときは髪だけでなく、眉毛やまつ毛も抜けてしまうから。メイクを教わった店長たちは、店舗に戻って看護師さんにメイクアップ技術を伝えており、看護師さんを通してさらに多くの患者さんに笑顔が広がっています。

私どもは今まで抗がん剤治療で脱毛した方々へのサポートをずっと続けてまいりました。創業から50年経ち、円形脱毛症という非常に難しい病気と向き合うことにしました。今年の4月に50周年を記念して「円形脱毛症の患者会」の方をお呼びしたセミナーを開催し、そこにジョアンナ・ロウセルというオリンピックで金メダルを2度とった英国の自転車競技選手を招聘しました。彼女は実は10歳の時に脱毛症で髪をすべて失っています。セミナーのなかで、「自転車競技が私の人生に自信を与えてくれて、ウィッグが私自身を取り戻させてくれた」とメッセージを伝えてくれました。彼女は結婚式にも私どものウィッグをつけてヴァージンロードを笑顔で歩いてくれたのです。こういったアピアランスケアによって、皆様の笑顔の力になれることが、アデランスにとって何よりの喜びです。

朝日地球会議 環境 その先へ 接続可能な社会の実現 The Environment and Beyond~Towards a Sustainable Society 公式サイトはこちら