朝日 地球会議2018特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇

朝日 地球会議2018 特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇 広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

パネル討論
「AI・IoTが変える介護の未来 」
山岡 勝
パナソニック ビジネスイノベーション本部 事業開発センター/総括担当

AI・IoTなどのテクノロジーで高齢者を安心・元気にしたい

パナソニックは、介護保険制度が始まる以前の1997年から有料老人ホームの経営をはじめ、いまでは介護福祉機器の販売やレンタルやサービス付き高齢者向け住宅に至るまで、介護の分野に力を入れています。さらに今後、こうした従来型の介護にテクノロジーを導入していくのが私たちのミッションであると考えています。本日は、これまでの介護にかわる科学的裏付けに基づいた自立支援介護を行うために、科学技術のテクノロジーをどう使っていくかという報告をします。

パナソニックといえば家電でおなじみですが、現在新規事業に重点を置いています。当社に限らず、これからの事業にはAI・IoTの活用が不可欠ですが、パナソニックでは特に介護分野への活用に力を入れています。パナソニックが得意とする家電、つまり、エアコンやテレビなどは人とインターフェイスする機械といえます。そのため、IoTを活用することで、生活者のリズムなど、リアルな情報を把握しうる状態に、私たち家電メーカーはあります。そこで、パナソニックはわれわれのDNAとして、ここにAI・IoT技術を使った取り組みを始めています。

家電やセンサーを使用し、宅内において高齢者の状態をモニタリングし、クラウドサーバーに送信し分析、そこで得られたデータから、自立支援につながるような課題を見つけ出す。これをアセスメントといいます。そのアセスメントの結果から課題をしっかり取り除き、高齢者を元気にするための、ケアプラン、介護のマネジメント施策をつくっていく。こうしたプラットフォームサービスを実現していきたいと考えています。

科学的介護による自立支援介護プラットフォーム構築を目指して

AIセンシングデバイスを活用し、どのようなデータを収集できるかというと、例えば、エアコンでは室内の温湿度をモニタリングでき、熱中症などのリスクを把握できます。また、トイレでは排便・排尿を測り、脱水情報を調べることができます。介護従事者が把握しきれない夜間の動きから得られるデータから睡眠状態やふらつきの分析といった情報を介護従事者に提供することで、睡眠を改善するための自立支援プログラムをつくることで、不要な投薬を無くすといった、AI・IoTを活用した自立支援パッケージを構築します。

私自身、施設向けのモニタリングサービスを行っています。睡眠状態を「見える化」して、その睡眠状態から、高齢者の方の睡眠改善につなげます。また、テクノロジーの活用は、介護従事者の業務の効率化にもつながります。介護の現場では特に夜間の負担が大きいため、人以外ができることはテクノロジーに任せ、しっかりと人が接しなければならないところに人の労力を割いていけるようにすることで、高齢者に安心感を持ってもらい、元気にして行くことができます。

政府も科学的介護の導入による自立支援の促進を掲げています。そのためパナソニックでは、自立支援特化型のデイサービス事業所を全国で展開する株式会社ポラリスと共同で、パナソニックが持つAIセンシング技術を活用した高齢者の生活実態の把握および収集されるデータのAI分析基盤と、ポラリスの持つ自立支援ノウハウ(モニタリング、アセスメント、自立支援ケアプラン)との融合により、自立支援介護を目指す介護事業者や自治体などで利用可能な自立支援介護プラットフォームを共同で開発することを目的に、現在実証実験を行っています。

バーチャルの世界ではグーグルやアマゾンに代表されるようなプラットフォームが定着しており、いまの日本のメーカー、企業では太刀打ちできません。そんななか日本の成長産業がジリ貧になっていくのは目に見えています。私自身が家電のネットワークというものを進めてきましたが、プラットフォームサービスが今後変えていける分野として、この介護はとても適しています。テクノロジーに置き換えていける部分がとても多いうえ、人を扱うため、人のデータを集めやすいからです。ただプラットフォームをつくったら、それをスケールさせなければ意味がありません。そこで、現在取り組んでいる自立支援プラットフォームを日本だけではなく、世界にも展開していくことが私の目論見です。

朝日地球会議 環境 その先へ 接続可能な社会の実現 The Environment and Beyond~Towards a Sustainable Society 公式サイトはこちら