朝日 地球会議2018特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇

朝日 地球会議2018 特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇 広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

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特別講演
「環境活動における民間セクターの役割」
山本 百合子
イオン環境財団 事務局長、日本学術会議 連携会員

「お客様・平和・人間・地域」をキーワードに環境活動を実施

本日は環境活動における民間セクターの役割、特にユネスコエコパークでの活動の事例を紹介します。私どもイオングループは330社があり、店舗は21000店舗、アジアを中心に13カ国で展開しています。従業員は55万人で、毎日、一日あたりの約1千万名のお客さんにご来店いただいています。

まずはお子様への「愛のチャリティ」。まだ世の中にCSRという言葉がなかった頃から40年続けている活動です。これは抗がん剤治療や免疫不全、円形脱毛症などで髪を失ったお子様に対し、髪がないことを心の傷にしたくないということでスタートした活動です。いま新たにヘアドネーションをやっている美容師グループ「ジャーダック」と組み、ウィッグのプレゼントだけでなく、ドネーションされた髪の毛を、髪を失ったお子様にプレゼントすることで新たにお子様たちに笑顔を広げていく活動になっています。

イオンはお客様、平和、人間、地域とこの4つのキーワードを中心に環境活動を行っています。私の所属するイオン環境財団は、28年前の1990年に設立。主な事業は植樹活動、助成活動、連携事業、環境教育活動です。1つ目の植樹活動ですが、世界各地で植樹をしており、先日はインドネシアのジャカルタでマングローブの植樹をしたのですが、日本から350名のお客様と一緒に参りました。イオンの環境活動の特徴は、参加者を店舗を通じて募集し、皆様で一緒に行うところです。これまで植えた木は累計1170万本となります。次に助成事業ですが、こちらは1年間の予算を1億円とし、設立より28年間続けています。NGOやNPOの皆様に2849団体、これまで25億9200万円を助成しています。連携事業では国連の生物多様性条約事務局や、日本ユネスコエコパークネットワークなど様々な団体とパートナーシップを結んで行っています。そして最近一番力を入れているのが環境教育です。東京大学安田講堂で「イオン未来の地球フォーラム」を開催しているほか、早稲田大学とも様々な環境教育を実施しています。

自然環境の保全、保護だけでなく、人と共存、共栄を考える

先ほど連携事業のなかで日本ユネスコエコパークネットワークとの協定についてお話しさせていただきました。世界遺産に比べるとまだ認知度があまり高くないユネスコエコパークなのですが、生態系の保護、保全のみならず、自然と人間社会の共生に重点を置く、というところも理念としております。ここがイオンの理念と近いということで、私どもは日本に9カ所あるユネスコエコパークの素晴らしい自然を社会に広めていこうと、昨年より取り組んでいます。ユネスコエコパークは、自然を守る、あと緩衝地域、 移行地域という3つのゾーンの中で、社会と人間の営みを共存共栄する、社会を構築する営みになっております。具体的にユネスコエコパークでどのような環境活動が行われているか、2つご紹介させていただきます。

1つが群馬県にあるみなかみ町で、ここは1年前にユネスコエコパークの認証となりました。先日東京ビッグサイトで「エコプロ」が開催されましたが、その時もみなかみ町の方々に来ていただき、子どもたちと一緒に木片で森のストラップを作ったり、ユネスコエコパークのクイズラリーに挑戦してもらったりしながら、子どもたちにユネスコエコパークについて理解してもらいました。もう1つが鹿児島県の屋久島、口永良部島で行った環境活動です。これは東京大学や慶応大学といった島の内外から集まった若い世代の人たちが、5年後の口永良部島の未来、そして自分たちに何ができるのかを考え、話し合う会議を開催しました。

このように様々な活動を行っている私どもですが、民間セクターだからこそできることがあると考えています。これまでの環境活動というのは環境を守る、保護することだったと思います。しかしこれからは環境を保全、保護するだけでなく、そこにはかならず人がいて、営みがあって、そこと共存、共栄していくことが大切です。そのためには産官学の垣根を越えて、様々な人たちと手を取り合ってパートナーシップを結んでいくことが大きな力になると信じています。

私たちにはたくさんの店舗やお客様、そして様々なグループシナジーがあります。それらを活用し、今後ともユネスコエコパークの啓蒙活動を行っていきたいと思っています。いま会場にいるみなさんと手を取り合って、前に進んでいくことが、1つしかない地球を唯一、次代へと残す方法ではないでしょうか。

朝日地球会議 環境 その先へ 接続可能な社会の実現 The Environment and Beyond~Towards a Sustainable Society 公式サイトはこちら