朝日 地球会議2018特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇

朝日 地球会議2018 特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇 広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

特別講演
「多言語社会の到来で日本が変わる!」
中尾 光宏
凸版印刷 取締役常務執行役員 ソーシャルイノベーションセンター長

日本語の意味や文脈まで伝えられる翻訳サービスを

日本を訪れる外国人の数は去年2869万人。2020年には4000万人といわれています。在留外国人も多く、去年は就労外国人が127万人、留学生も30万人とどんどん増加し、多国籍な社会に変わってきています。グローバル時代に突入したいま、凸版印刷が社会においてどういった役割を果たせるかを考えると、それは長年やってきた翻訳業務がカギになることに気づきました。ただの翻訳ではなく、日本語の意味や文脈まで伝えられる翻訳機。2020年には5Gという超高速伝送システムが完成するといわれていますし、もっとスピードアップした、タイムラグのない会話が可能になるはずです。

ただ現状、翻訳機や翻訳サービスは、語彙に専門用語が不足している部分があります。たとえば地名やモノの名前。こういった専門用語も翻訳サービスに覚えさせることで、観光や生活、就労などTPOに応じた使いやすいシステムをサービス化していこうと考えています。言語数についてはいま30言語まできていますが、これからの日本社会にあわせてさらに多くの言語に対応しなければならないと感じています。

国際的イベントに向けて、さらに実装が進む翻訳支援システム

現在社会実装されているものとしましては、まずは専門用語をチューニングしたビジネス用の「VoiceBiz(ボイスビズ)」があります。テキスト翻訳を行う「ジャパリンガル」。このふたつのシステムを使って、多言語翻訳サービスを展開しています。それぞれの翻訳技術をご説明させていただきますと、「VoiceBiz」は会話をしながら音声翻訳を瞬時に行うことができます。これは音声で11言語、テキストで30言語を用意しています。これにさらに地名や固有名詞、業界用語、よく使われる言葉をビジネス用としてカスタマイズしていくことができます。「ジャパリンガル」はテキスト翻訳用で、たとえばメニュー、パンフレット、カタログ、看板。こういったものをWeb上で翻訳を依頼すると、機械翻訳され、校正され、またWebで届けられるシステムです。これはSNSなどを多用したプロモーションなどでご活用されています。

導入事例としましては、ひとつが三菱地所様のテナントを音声翻訳アプリでサポートしています。従来はコールセンターを設けて各テナントからのお電話で対応していたようでこれにはかなりに費用をかけていたとのことです。いまは音声翻訳支援システムだけで各国のお客様に対応しています。

日本郵便様は全国2万局に我々のシステムを入れていただいています。いままでの翻訳機能ですと例えば“ゆうちょ”という言葉が入っていないので、「ゆうちょ銀行の口座」という文章が正しく翻訳されませんでした。しかしきちんと“ゆうちょ”をはじめとする語彙を登録していくことで、日本郵便様用の翻訳サービスとして活用ができています。

また今年の夏にはベトナム語に特化した翻訳エンジン「NhaTra(ニャトラ)」をリリースしました。英語や中国語、韓国語は日本人の中でも話せる方がいましたが、ベトナム語というと企業ではなかなか対応できないということでベトナム語専門サービスを開始しました。これはとても高い評価を得ています。

これから国際的なイベントが続くなか、日本では新しい翻訳支援システムが、じわじわと実装されていくと思います。これによりさらに海外の方に、サービスの行き届いたおもてなしができるでしょう。私たちはそのなかで、言葉だけでなく、日本の文化もしっかり知っていただこうということで「NIPPON GALLERY」という拠点をつくりました。今後も翻訳サービスを通じて日本の歴史、文化を伝えることで、社会に貢献していきたいと思っています。

朝日地球会議 環境 その先へ 接続可能な社会の実現 The Environment and Beyond~Towards a Sustainable Society 公式サイトはこちら