イノベーションでつなぐいのち

ウガンダでは、5歳未満児の死亡率が1000人中55人。命を病気から守るために、サラヤは現地で正しい手洗いを広めている。

提供:サラヤ株式会社

「手洗い」を原点に、環境衛生分野で革新的挑戦を続けるサラヤ。
いのちへの真摯な眼差しとフロンティア精神で、真の持続可能性を追究する。

文=小坂綾子 写真=祐實とも明(更家社長のみ)

経済・社会・環境 三つが揃って持続可能に

「衛生」「環境」「健康」を柱に、広い視野と豊かな発想で人と地球の未来を守るサラヤの合言葉は、「いのちをつなぐ」。赤痢感染防止の石けん液開発に始まり、以来、国内外でさまざまな社会的課題の解決に努めてきた。手洗いと消毒、公衆衛生や食品衛生、病院内の衛生といった本業に加え、ボルネオでの生物多様性保全、ウガンダの衛生向上など、国内外で進める種々の取り組みは、SDGsのアジェンダそのものだ。

「経済と社会と環境の三つが揃って世界が持続可能になる」と語る更家悠介社長が見ているのは、目先の利益でも理想論でもなく、真に持続可能な社会を実現する道筋だ。「環境問題に取り組んでも、経済がついてこなければ続かず、良い状況にならない。消費が増え、企業も持続可能でなければ」と利益がトータルでまわる〝健全な経済〟の中での社会貢献を重視する。

全社員にバッジ 意識を共有し仕事を整理

歴史の分岐点にある今、地球を持続可能な形で次世代に送り込むために何ができるか――模索するサラヤは2019年、次のフェーズに進むための新たなスタートを切った。「従来の仕事をSDGs的な文脈の中に落とし込もう。自分たちの立ち位置を考えることで見えるものがある」と更家社長は社員に提案し、意識を共有するツールとして全社員にSDGsカラーホイールのバッジを配布した。

大阪・関西万博の開催に向け、この先10年は海外進出とイノベーションに力を入れる。非営利団体などと連携し、複眼的な視野で未来を捉えることも忘れない。「開拓余地はまだまだあり、挑戦するのは面白い」と更家社長。「手洗い」をどうクリエイティブに課題解決の事業へと発展させるか。可能性は無限大だ。

環境、衛生、健康が事業の柱!
サラヤが取り組むSDGs 未来につながる3つの活動

01

手洗いを世界へ
途上国への普及で子どもたちを守る

世界では1日約16,000人もの5歳未満児が命を失っている。原因の多くは予防可能な病気であり、石けんによる正しい手洗いの知識と習慣があれば、たくさんの命を守れる。サラヤは、日本ユニセフ協会と協力し、ウガンダで石けんによる手洗いを普及する「100 万人の手洗いプロジェクト」に取り組んでいる。また、医療機関の劣悪な衛生環境の改善を目指す「病院で手の消毒100%プロジェクト」も実施。院内感染を防ぎ、乳幼児死亡率や妊産婦死亡率を下げるために、アルコール手指消毒剤の現地生産、医療従事者への教育、普及活動を進めている。

  • すべての人に健康と福祉を
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • パートナーシップで目標を達成しよう
02

持続可能な原料調達で生物多様性の保全

熱帯雨林で生きる野生生物のすみかを守りつつ、生活に欠かせないパーム油を持続可能な方法で調達。ヤシノミ洗剤など対象製品の売上の1%をボルネオの環境保全に。

  • つくる責任つかう責任
  • 陸の豊かさも守ろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
03

現地の雇用を生み出す安心安全の日本品質

日本初のカロリーゼロの自然派甘味料「ラカントS」の原料は、中国の桂林にのみ自生する「羅漢果」。現地の雇用創出を目的としたサラヤの工場にて、安心・安全の日本品質でつくられている。

  • すべての人に健康と福祉を
  • 働きがいも経済成長も
  • つくる責任つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう
Profile

更家 悠介 Saraya Yusuke

代表取締役社長

1998年より現職。環境・生物多様性問題への造詣が深く、NPO法人ゼリ・ジャパン理事長、NPO法人エコデザインネットワーク副理事長、認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン理事なども務める。

社会の閉塞感をフロンティアへの挑戦で打ち破りましょう
Company Profile

サラヤ株式会社 Saraya Co., Ltd.

  • 設立:1959年(創業1952年)
  • 従業員数:1,854人(グループ全体)
  • 代表取締役社長:更家悠介
  • 主な事業内容:衛生用品と薬液供給機器、健康食品等の開発・製造・販売、食品・環境衛生のコンサルティングなど
  • 本社所在地:大阪府大阪市東住吉区湯里2–2–8
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