広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局
感動 夢を見る。心を震わす。未来はそこからはじまる。
レースで磨き上げた技術を市販車に
モータースポーツの世界でトヨタの好調が続いている。TOYOTA GAZOO Racingは2018年、トヨタとしてのル・マン挑戦開始から20回目で悲願の初優勝を飾ると、その勢いのまま3連覇を継続中。2019年にはダカールラリーでも総合優勝を果たしている。またROOKIE Racingは、2020年の富士24時間において、開催直前に市販されたばかりのGRヤリスがデビュー即優勝。コロナ禍で世の中が元気を失うなか、ファンに明るい話題を届けた。 世界初の自動車レースは、1887年にフランスで開催されたといわれる。史上初のガソリン車が誕生した直後のことだ。日本ではサッカー、野球、ゴルフといったスポーツに比べると歴史が短く観戦人口も決して多くないが、欧米ではこうした競技に匹敵するほどの人気と市民権を得ており、毎年のレースの結果がクルマの売れ行きにも直結する。先ほど紹介したトヨタの活躍も、海外では日本以上に賞賛されているほどだ。 自動車メーカーにとってのモータースポーツは、クルマとクルマに関わる“人”を鍛えるまたとない舞台。ライバルチームとの真剣勝負のなかでスピードの限界に挑み、車体の耐久性や安定性、乗る人を守る安全性を高めていく。そして、その経験を通して磨き上げられた技術の多くが、私たちが乗る市販車にも応用されている。 なかでもトヨタの場合は、豊田章男社長その人がドライバー“モリゾウ”として多くのレースに参戦していることも目を引く。他のドライバーやモータージャーナリストも認めるその腕前は本物だが、もちろんこれは生来のクルマ好きが高じた趣味などではない。車両開発に携わるマスタードライバーとして、社長室の外に出なければわからないことも多いからだ。
感動こそが未来を変える
優勝を飾った富士のスーパー耐久ではフィニッシュドライバーとしてチェッカーフラッグを受けたモリゾウだが、決勝目前には豊田社長として「クルマを壊せ」という驚きの指示をチームに送ったという。その意図するところは、レースでクルマを徹底的に追い込んで弱点を洗い出し、ベースとなる市販車の改善につなげるようにということだ。ただ強いだけのクルマではなく、自分たちは「いいクルマ」をつくろう。その思いはチームスタッフ全員に共通している。 トヨタは“感動”という価値を大切にする。どんなに大切なことでも、苦しみながら歯を食いしばって、というのでは続けることが難しい。モータースポーツはメーカーにとって、クルマと人を鍛える“走る実験場”だ。しかし勝負である以上、勝てばそこには喜びがあり、ファンもスタッフも心の底から感動する。そして「もっといいクルマ」をどこまでも追求したくなる。トヨタがモータースポーツを続ける理由は、そこにあるのかもしれない。
クルマづくりは、「クルマをつくる人」づくり
かつてトヨタのマスタードライバーを務めた故・成瀬弘は、技術を伝承し人材を育成するうえでレースほどふさわしい舞台はないと考えていた。「クルマづくりで大事なことは“言葉”や“データ”で議論するのでなく、実際にモノをそこに置いて“手”と“目”で議論することだ」と語っている。 トヨタではその思いを受け継ぎ、世界有数の難関コース・ドイツのニュルブルクリンクで行われる24時間耐久レースに、メカニック、エンジニアともに社員を中心に構成されたチーム「TOYOTA GAZOO Racing」で挑戦してきた。その極限の戦いは、レース車両のベースとなる市販車の改善すべき部分を明確にし、クルマづくりに携わる人たち自身が「いいクルマとは何か」を理解することに大きく役立っている。そこで得られた多くの知見が、一般道を走るユーザーの安全と快適な走りを支えているということだ。 こうした、TOYOTA GAZOO Racingでのユニークなクルマづくりは、トヨタのなかでも従来の開発プロセスとは異なる「変革と挑戦」の旗印として受け止められている。近年の活躍でファンに感動を届け、モータースポーツの世界を盛り上げるトヨタだが、成瀬が後輩たちに託した本当のゴールは、勝利のチェッカーフラッグよりもずっと先にある。
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