特別講演
社会の「笑顔」を支えて55年
「人生100年時代」への航跡
社会の「笑顔」を支えて55年
「人生100年時代」への航跡
津村 佳宏
株式会社アデランス
代表取締役社長 グループCEO
毛髪事業を通じた多彩な社会貢献活動

アデランスは今年創業55周年を迎えました。そこで、『「人生100年時代」への航跡』と題しまして、これまでの足跡と未来に向けた当社の社会貢献の取り組みをご紹介したいと思います。
アデランスは1968年に男性用オーダーメイド・ウィッグの会社として、東京都新宿区で創業しました。当時、「パパ、アデランスにしてよかったね」というテレビCMに大きな反響をいただき、全国47都道府県にサロンを構えて、多くのお客様をサポートできる企業に成長いたしました。現在は、世界19の国と地域にある67のグループ会社で、事業を展開しており、グループ社員は6800名を超えます。
アデランスでは、毛髪事業を通じたさまざまな社会貢献活動を行っております。国内では、1978年から病気やケガなどが理由で脱毛に悩む子どもたちにウィッグをプレゼントする「愛のチャリティ」活動をスタートし、現在も続けています。
ウィッグでエンターテインメントの世界をサポートする活動も行っています。1983年に劇団四季のミュージカル『キャッツ』で使用するウィッグを提供したのをきっかけに、文化芸術分野を技術面でサポートする活動を始め、現在も多くの舞台や映画で当社のエンターテインメントウィッグが使われています。
2009年から続く森林再生の活動も
環境保全の領域では、2009年より「フォンテーヌ緑の森」活動も行っています。これは売上の一部を森林再生の活動に充てるものです。山梨県笛吹市での植樹からスタートしたこの活動は、東日本大震災の被災地での桜の植樹に広がり、19年からは静岡県浜松市でのアカマツ林の再生活動へと続いています。
美容・健康・医療でもウェルネスを提供
アデランスは現在、毛髪事業だけでなく、美容・健康・医療事業にも注力し、グローバルウェルネスカンパニーを目指しています。
こうした幅広い事業の基盤となるのは、やはり当社の技術力です。
その代表といえるのが人工毛髪の開発です。持続可能性の観点から1983年より人工毛髪の研究に着手し、現在は人毛特有のキューティクルを独自技術で形成するなど、機能性の高い製品ができ上がっています。最近は構造タンパク質素材を開発するベンチャー企業Spiber(スパイバー)株式会社と共同でSDGsを意識した新しい毛髪素材の開発にも挑戦中です。
さらに、2017年から力を入れているのが、毛髪検査の技術開発です。当社が持つ人毛の膨大なデータを駆使して、毛髪から個人の健康状態を把握できるシステム開発に取り組み始めました。ヘルスケア領域でも多くの人をサポートしたいと考えています。
アデランスは創業100周年に向けて、ウェルネス&ビューティという領域で、ひとりでも多くの人々を笑顔にできるよう事業に邁進してまいります。

ずっと笑顔でいられるために
| 活動分類 | 活動目標 |
|---|---|
| 健康の笑顔 | ・毛髪を通じた健康課題の解決 ・毛髪周辺領域での潜在課題の解決 |
| 社会の笑顔 | ・地域社会 ・コミュ二ティとの連携 ・社会を配慮したユニバーサルデザイン ・働きがい ・人財育成 ・ダイバーシティ&インクルージョン |
| 地球の笑顔 | ・環境汚染予防 ・環境負荷の低減 ・資源循環型社会の実現 |
| 未来の笑顔 | ・文化の発展 ・子どもたちへのサポート ・持続可能な社会に向けた取り組み |
- 創業55周年のアデランスは100周年に向け、「毛髪・美容・健康・医療」のウェルネス産業へ
- 1968年、新宿の雑居ビルで創業したアデランスグループは、今年創業55周年を迎えました。現在は19の国と地域に67社を展開し、「毛髪・美容・健康・医療」分野のウェルネス産業を推進しています。社会やお客様に貢献することで、この先の100年へと一歩ずつ前進を続けてまいります。
- 愛のチャリティ
- アデランスでは、「髪の悩みを心の傷にしないために」をテーマに、1978年から「愛のチャリティ」を実施。病気やケガなどの理由でウィッグを必要とする子どもたちにウィッグをプレゼントする活動を続けています。
- 持続可能な新毛材開発
- 独自の構造タンパク質素材「Brewed Protein™️」の産業化に取り組むSpiber株式会社とタッグを組み、新毛髪素材を共同開発。枯渇資源に頼らない持続可能な素材を使ったウィッグの商品化・販売を目指しています。
株式会社アデランス 代表取締役社長 グループCEO
津村 佳宏
つむら・よしひろ/1982年にアデランス入社。東北営業部長、営業本部長、代表取締役専務、副社長を経て、2017年から代表取締役社長。一般社団法人経営倫理実践研究センター企業BEO。金沢工業大学派遣研究員。早稲田大学卒業、広島県出身。
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