チリの人気ワインブランド「コノスル」。サステナブルなブドウ栽培とワインづくりから生まれる本格的なおいしさが人気だ。有機栽培のブドウを使った「オーガニックシリーズ」を、料理家の栗原心平さんがテイスティング。一緒に楽しみたい料理やシチュエーションなどを語ってもらった。
オーガニックならではのイキイキとしたピュアな味わい
「おいしくてビックリしました!」
コノスルのオーガニックシリーズをテイスティングした栗原さんは開口一番、驚きの声を上げた。
「ブドウの果実味がピュアに表現されていて、心地よく楽しめました。チリワインは赤も白もパワフルなイメージが強かったのですが、フルーティーさとともに、白はさわやかな酸味、赤はほどよい渋みがあり、バランスがよく飲みやすい。とくにソーヴィニヨン・ブランがとてもおいしくて、気づいたら妻と一緒にあっという間に飲んじゃってました(笑)」
普段ワインは、外食でイタリアンやフレンチ、和食なら寿司を楽しむときに頼むことが多いという栗原さん。自宅では時間と手間をかけて煮込み料理を作ったときなどにも開けるとか。
「今夜はこれを食べるからワインを、と、料理やシチュエーションを選んで飲むという感じです。コノスルのオーガニックシリーズは、シャルドネなら青菜のごま和えやナスみそ、マルベックは香ばしく焦げ目をつけた野菜や肉のグリルなど、日常の食卓や晩酌のつまみに合わせ、肩ひじ張らずに楽しめると思います」
コノスルは地球環境にも、舌にも、お財布にもやさしい!
コノスルを手掛けるワイナリー、ヴィニャ・コノスルの設立は1993年。気候風土に恵まれてはいるものの、当時はまだ新興産地だった南米チリから、「新世界のスピリットを伝える、プレミアムで革新的なワインをつくる」というビジョンを掲げ、スタートした。以来、イノベーティブな発想やテクノロジーを実践してきたが、中でも環境への配慮を設立当初から重んじ、サステナブル農法や有機栽培に取り組んできた。
その象徴が、コノスルのラベルに描かれている自転車。毎日広大なブドウ畑に自転車で通い、献身的に作業をする農夫たちへの敬意を込めているという。また、コノスルが大切にする「自然のサイクルを尊重する」というコンセプトも表している。
コノスルの畑には、ガチョウや羊、虫、さらに花やハーブなどさまざまな動植物が共存。環境や生物多様性を大切にすることで畑もブドウの木も健康的に保ち、結果として持続可能なワインづくりを実現している。中でもオーガニックシリーズは、フランスの国際有機認証機関「エコサート」によって認定された有機栽培ブドウを100%使用している。
世界の多くの産地でもオーガニックやサステナブルなワインづくりに取り組むワイナリーは増えているが、コノスルはその先駆者の一つ。オーガニック栽培は農薬を使用せず、ブドウの搾りかすなどを発酵させてつくる自家製の堆肥を肥料として使っている。手間がかかるが、チリ各地にブドウ品種に適した産地を拓くことで生産量を確保し、リーズナブルな価格を実現する。日本においても、2022年のオーガニックワインの国内売り上げでナンバー1※に輝いた。
※日刊醸造産業速報 2023年2月9日
オーガニックについて栗原さんはこう語る。
「食材やワインを選ぶ一つの基準にはなりますし、気にはしています。でも、オーガニックだから必ずおいしいかというとそうでもないし、値段が高すぎると選び続けることは難しい。そういう意味で、コノスルのオーガニックシリーズは、健全なブドウだからこそのイキイキとした生命力を感じさせるおいしさはもちろん、1000〜2000円台ととてもリーズナブル。地球にも舌にも、そのうえ財布にも優しいのは、お酒好きとしては本当にうれしいですね」
晩酌からキャンプ飯まで。オールマイティーに大活躍
コノスル「オーガニックシリーズ」とペアリングしたい料理を栗原さんに指南してもらった。
「一番感動したのが、ソーヴィニヨン・ブラン。かんきつ類のフルーティーな香りとさわやかな酸味が心地よく、スッキリとした味わい。しっかり冷やしてグイグイ飲みたい」。
そう絶賛する栗原さんがオススメするのは、少し油脂分のある料理。「モモ肉をジューシーに仕上げた焼き鳥なんて最高ですね。レモンをキュッと搾る感覚で、焼き鳥の脂肪分をワインの酸味が洗い流してくれて口の中がスッキリ。もう一口、もう1杯と、食もワインも進みそう」。魚介類ならマグロを。「お刺身はもちろん、少し表面を炙って旨みを凝縮させてもいいですね」
カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール、シラーをブレンドした赤ワインは、「果実の凝縮感がありながら、草や木を感じさせるスーッとした香りのバランスが絶妙」。オレンジを使ったサラダ、かんきつ系のソースで楽しむ肉料理などが好相性と教えてくれた。
対して同じく赤のピノ・ノワールは「口の中で変化が感じられる本格的な味わいですね」と感激した様子。「重めのブラウンソースで、あるいはブラックペッパーを効かせたステーキなど、しっかりとした味わいの肉料理に合わせたい」
こう続ける。
「これだけ品種がそろっているので、和食、洋食はもちろん中華でもオールマイティーに楽しめそう。コノスル オーガニックシリーズがあれば、今夜はちょっと飲みたいなという日も安心ですね」
キャンプが大好きという栗原さん。ビールから食後も楽しめるスピリッツ系まで、ありとあらゆる種類のお酒を持っていくそう。もちろんワインも。
「コノスル オーガニックシリーズは、白も赤もキャンプ飯とは万能に合うと思います。ほとんどのアイテムがスクリューキャップなので、オープナーを持って行かなくてもいいし、飲みきれなかったときに持ち帰りやすいのも便利ですね」
最後にこんなメッセージをくれた。
「料理とワインはマリアージュと言われるようにその相性を厳密に探るのが醍醐味ですが、その日の気分やシチュエーションに合わせて、難しいことを考えずあれこれ合わせてみるのも楽しい。リーズナブルで、でもオーガニックワインならではのおいしさが魅力のコノスル オーガニックシリーズで、カジュアルなのに充実したペアリングを体験してみてください」
料理家。1978年生まれ。2012年より料理番組「男子ごはん」(テレビ東京系列)にレギュラー出演中。YouTube「ごちそうさまチャンネル」を開設。「おいしい酒肴(おつまみ)は白飯にも合う。」(平凡社)、「栗原家のごはん 祖母から母に、母から僕に、そして僕から息子へ。」(大和書房)など著書多数。母は料理家の栗原はるみさん。
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