どこまでも行ける、誰とでも会える。そんな日常が戻ってきた2023年も、あとひと月ほど。今秋開催された首都圏最大級のウォーキングイベント「東京エクストリームウォーク100」には、自分らしい挑戦の場を求める人が集まりました。首都圏2会場同日開催のうち、神奈川県からのスタートとなったWESTコースの笑顔と活気に満ちた一昼夜の模様をお届けします。
出発を待つ参加者の熱気とカウントダウン
カウントダウンの声が響く「神奈川県立相模三川公園」の河川敷では、入念にストレッチをしたり、談笑したり、それぞれの方法でリラックスした参加者たちが出発を待ちます。続々とコースに繰り出していく参加者たちを「行ってらっしゃい!」と見送るのは、大会アンバサダーの阿久津美和子さん。トライアスロン・ランニングコーチである阿久津さんは複数のチェックポイントに立って参加者を応援しました。
「皆さんいい顔をされていますね。心待ちにしていたことが伝わります。100kmなんて距離を歩ける大会はなかなかないですから。これだけの距離ですが、一人じゃないというのがいいですよね。単独参加であっても、同じ目的を持つ人が集えば自分が持っている力以上のものが出せます。長距離を歩くというのはある意味、走ることより大変です。でも、それをやろう!と思う人がこんなに大勢いるのはすごいことだし、うれしいです」
2019年に誕生した「エクストリームウォーク」は、参加者を増やし続けて人気イベントに。首都圏のほか関西でも開催されています。多様な運動レベルの参加者を受け入れる大会として、34kmのビギナーズ部門と100km部門があります。完歩には時間制限が設けられ、ビギナーズ部門は8.5時間以内、100km部門は26時間以内のチャレンジクラスと24時間以内のエキスパートクラスに分かれています。スタートは2地点で、神奈川県からのWESTコースと千葉県からのEASTコースがあり、100km部門の参加者はいずれも「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」のゴールを目指します。
相模湾やみなとみらいの夜景など景観に富むWESTコースを出発して軽快に歩き始めた参加者の中には、コンビニや鯛焼き屋などに立ち寄る人の姿も見られました。目標も完歩プランも多様。ウォーキングならではの楽しみ方ができるのもこの大会の魅力となっています。
各所に設けられたチェックポイントも個性的。最初のチェックポイントは23km地点の「平塚漁港しおかぜ広場」。地元名物のカレーパンが配給され、参加者の身体を労います。すでに数時間歩き続けている参加者たちの表情は明るく、スタッフの声がけにも元気に応えて次のチェックポイントに足を進めます。ランニング愛好者だという男性は「周りの人が結構ハイペースだったから、つられてしまって。ウォーキングは景色がゆっくり流れていくので、ランとは違う魅力がありますね」と笑顔。「この先も頑張ります!」と靴ひもを結び直した。
ビギナーズ部門のゴールでもある34km地点の第2チェックポイント「湘南海岸公園 水の広場」には、配給スペースのほかFMヨコハマの特設DJブースが出現。DJ帝さんの軽快なトークと音楽で会場を盛り上げました。
初参加で100kmに挑む女性ペアは「練習は夜が多かったから、日差しで意外と疲れましたね」「自主練の手応えや買いそろえたグッズを報告し合ったりして準備も楽しかったです。ここまでは順調なので、少しゆったりペースにしようかな」とプランを明かす。
広場で支度をする100km部門の参加者は、靴下を替え、足指に摩擦対策のワセリンを塗り、ゆっくりとストレッチ。阿久津さんはその様子をうなずきながら見つめる。「距離が長くなるほど関節や筋肉に負担くるので、こまめなストレッチが大事です。あとは視線。疲れて視線が下がると背中が丸くなって体が凝るし、足取りも重くなります。皆さんの目線が上がるように、ここからもたくさん声をかけていきます」
ラジオから届く励ましの声で奮起!
100km部門の後半戦は、日が暮れて気温が下がり始めるため、防寒や休息の取り方が重要に。横浜市内に設けられた69km地点の第4チェックポイント「ポートサイド公園」ではみそ汁が振る舞われ、設置されたストーブに手をかざして暖を取る人もみられました。
23時からはFMヨコハマで参加者を応援する2時間の生放送番組「TOKYO XTREME WALK MIDNIGHT SPECIAL supported by ASICS WALKING」がオンエアされ、当日ビギナーズ部門に出場した石川舜一郎さんがこのエリアのリポーターと中継をつなぎます。インタビューに応じた参加者は「一緒に頑張りましょう」と呼びかけ、街灯を頼りに歩く寂しい時間帯もリクエストで集まった幅広いジャンルの音楽と、双方向のコミュニケーションで後押ししました。
とびきりの達成感とともに新しい自分に出会う
仮眠を取る人、1分でも早くゴールを目指す人。それぞれの朝を迎え、いよいよ豊洲のゴールが近づく。ゴールテープを切る参加者に「お疲れ様」「おめでとう!」と声がかけられる。
34kmも100kmも、完歩した人の表情からは「自分への挑戦」を乗り越えた達成感に満ちあふれていました。今回のWESTコースは34km 部門が参加者数717人でゴール者数が690人(完歩率96.2%)、100km部門が参加者数1340人でゴール者数が1135人(84.7%)。参加者たちは「来年はぜひ100kmに参加したい」「ひとまず2〜3日休んで、次の目標を考える」とステップアップに意欲を見せる人もいました。
「こういう達成感は自己肯定感を高めてくれますよね。参加するうちに知り合う人や取れる情報が増えてきて、それが刺激になってもっと前向きになれるんです。大会を楽しんでくれたら、アンバサダーとしてこんなにうれしいことはありません」と阿久津さん。
「この1足でどこへでも」自分の歩きを高めてくれるシューズ
ウォーキングは、誰でもすぐに始められるハードルの低さが魅力。だからこそシューズの選び方が大切だという。阿久津さんは、「足をきちんと守らないと、楽しめませんからね。ぜひいいシューズを一足相棒に」と語ります。この日履いていたのは、アシックスの「GEL-RIDEWALK LIGHT」。「クッション性が魅力ですね。長く歩いても足への負担が少ないです。やはり日本のメーカーのシューズは日本人の足に合うと思います。自分の足に合った一足が探しやすいと思いますよ」
GEL-RIDEWALKシリーズは、ウォーキングに特化したテクノロジーを備えた一足。歩行時に転がるような動きを生み出し、足首の屈曲を減らすことでエネルギーロスを抑えてくれる特徴的なソールが魅力。靴底の縦の溝には歩行を安定させる効果があり、かかと部の衝撃緩衝機能ゲルが軽やかな歩行をサポートします。
WESTコースのスタート地点に設けられたアシックスのブースには「試してみたら軽く歩ける」「バリエーションが豊富で驚いた」「普段着の街歩きにも合わせやすそう」と興味津々で履き心地を確かめる参加者が多く集まりました。
ウォーキングに特化した機能やフォルムのシューズは軽やかに歩けて、蹴り出しもなめらか。足運びがスムーズになれば気分も高まり、心身はよりアクティブに。ランニングとウォーキングでシューズを履き分けるか迷う方にはぜひ試していただきたい一足だ。来年はGEL-RIDEWALK LIGHTと一緒に新しい自分に出会うための一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。