大人たちは自分が失ったものを探しに来ている 西川美和さんの観戦記

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構成・佐藤祐生
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 (23日、第105回全国高校野球選手権記念大会決勝、神奈川・慶応8―2宮城・仙台育英

 満席で壮観ですね。球場の三塁側半分が慶応の応援。本当に圧力がすごくて、グラウンドよりもしばらく応援席を見てしまいます。仙台育英としたらたまらないですね。

甲子園観戦記

各界で活躍する方を球場のスタンドにお招きし、連日配信中の「甲子園観戦記」。こちらでまとめて読めます。

 スポーツ観戦が唯一の息抜きです。映画監督を仕事にしていますが、明確な勝ち負けがない世界。そこが映画や文学の良さだと思いますが、その中で根を詰めてやっていると、必ず勝敗が決まるスポーツの爽快さがうらやましく思えてしまいます。私も中学、高校ではバスケットボール部でしたが、万年補欠。自分がそういう世界では生きていけない人間だからこそ、選手たちがすごくまぶしく見えるんです。

 私は判官びいきなので、慶応…

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