日本を支える企業力:朝日新聞デジタル

2020特別編
シーキューブ株式会社

特別インタビュー:厚切りジェイソンさん

日本経済を支える東海エリアのポテンシャル

Corporate File 1
株式会社タマディック

Corporate File 2
株式会社デンソー

Corporate File 3
株式会社トップホールディングス

特集記事:世界を動かす! 東海の”得意技”

東海ってどんなところ?:TOKAI Culture

東海ってどんなところ?:TOKAI Cafe

だから、東海は住みやすい

喫茶文化の深い街
今、注目の 最旬カフェに行こう

喫茶文化が日常に息づくこの地に続々と生まれているのが、新しい魅力に満ちた、"新東海力"を感じさせるカフェ。就活の合間のひと息に訪れたい、今注目の8軒へご案内。

喫茶王国発の新カフェスタイル

「コメダ珈琲店」の全国進出もあって、東海エリアの「喫茶店王国」ぶりは広く知られることとなった。総務省のデータによると、一世帯あたりの喫茶代の年間支出金額は、岐阜市が1位、名古屋市が2位(県庁所在市及び政令指定都市ランキング・平成27~29年平均)。人口1千人当たりの喫茶店数は岐阜県が2位、愛知県が3位(都道府県ランキング・平成26年)。このエリアの人々にとって喫茶店がいかに身近であるかは、実際のデータからも明らかだ。

コーヒー一杯分の値段で、トーストやゆで卵が付いてくる"モーニング"に、小倉トーストや鉄板スパ(鉄板焼きナポリタン)といった個性的なメニュー、新聞や週刊誌片手にくつろいだり井戸端会議に花を咲かせる光景。「喫茶文化」は東海エリアの人々の日常であるとともに、今やこの地を語るうえで外せない「東海力」のひとつだ。そんな昔ながらの"喫茶店"のよさが再評価される一方で、ここ最近はオーナーのセンスやメニューへの特別なこだわりが際立つ、新しい魅力を持ったカフェもこのエリアに多く登場している。

THE CUPSは、イタリアのエスプレッソの味に惚れ込んだバリスタの櫻庭大輔さんが仲間とともに2015年にオープンしたカフェ。全国の人気ロースターから仕入れるスペシャルティコーヒーを用意し、豆や淹れ方を選ぶことで好みのコーヒーを見つけられるのが好評で、今では栄など名古屋の中心地をメインに4店舗を構える。店内には電源とフリーWi-Fiを完備。打ち合わせなどビジネスに活用されることも多く、就活生の頼もしい味方にもなってくれるはずだ。名古屋屈指のオフィス街、伏見に2018年2月に登場したホテルLAMP LIGHT BOOKS HOTEL nagoya1階のブックカフェも、全席に電源、フリーWi-Fiを備え、24時間営業と使い勝手抜群。約3000冊の本が並び、知的好奇心を刺激してくれるのも嬉しい。いずれも「今」の空気をまとった新しいスタイルのカフェだ。

かつて藩主らも、お茶を愛した

そもそもなぜ東海エリアの人々は喫茶好きなのか。「名古屋のお殿様たちが、お茶好きでしたからね」と歴史的背景を語ってくれたのは、名古屋を代表する和菓子舗、両口屋是清広報の近藤美香さん。江戸時代、尾張徳川家は茶の湯を愛し、とりわけ七代藩主・宗春は遊興を奨励したため、町人の間でもお茶が大ブームに。庶民の間にもお茶の文化が浸透し、かつては野点道具が家にあるのが普通で、毎日の一服を楽しんでいたのだとか。「それが現在の喫茶文化にもつながっているのでは」。江戸初期に創業し、長らく尾張徳川家の御用菓子司を務めてきた同店。2013年に誕生した東山店は、歌舞伎座なども手掛けた建築家の隈研吾氏が設計を担当し、インパクトのある建物が話題をさらった。2階のカフェ喜蝸庵では、モダンな内装の中で伝統の技が光る生菓子やあんみつなどを味わえる。

一方、洋菓子を楽しむならPÂTISSERIE PIERRE PRÉCIEUSEへ。フランスで学んだオーナーパティシエの寺島直哉さんが2000年に長久手の地にオープンして以来、東海エリアの人々に本場のフランス菓子をコツコツと広めてきた。贅沢なデザートメニューが味わえる優雅なカフェは、本店、覚王山店ともに休日は待ち時間が出るほどの人気ぶり。2018年8月には満を持して3店舗目となる新店が伏見にオープン。この地で働く人々を喜ばせている。

喫茶店が重宝された理由とは?

名古屋の喫茶店軒数が多い理由として、かつて大都市圏の中では比較的土地代が安かったこともよく挙げられる。昭和60年代の全盛期までに数多くできた喫茶店は、名古屋企業の応接室代わりとなり、商談や打ち合わせの場としても活用されたという。「繊維業が盛んだった岐阜や愛知県の一宮などでも、社内では機械の音がガチャガチャうるさかったため、近所の喫茶店が利用されたそうですよ」と教えてくれたのは岐阜県の美濃加茂にあるコクウ珈琲の篠田康雄さん。自家焙煎にこだわり、県内外のコーヒー好きから一目置かれる名店だ。現代アートが飾られたギャラリーのような空間でゆったりと味わう一杯は格別。「カフェには文化人たちが集った歴史がある。文化の香りがするような大人の場所であれたら」。

コーヒーとともに音楽を楽しむなら岐阜駅から徒歩圏内のHonky Tonkへ。コンクリートの壁と間接照明、古材と鉄でできたテーブルなどからなるシックな店内には無数のレコードが並び、古いジャズからモダンなアルゼンチンの民族音楽まで、店主が愛するジャンルレスな音楽との出会いが待っていてくれる。

カルチャー発信も、カフェの役割

三重県津市の小さな町にある喫茶tayu-tauは、古い長屋を改装したカフェ。国内とフランスのアンティークの家具や品々が並ぶクラシカルな店内では、音楽ライブや洋服、陶器、絵画などの展示イベントを行うことも。店主の個性や好みが自分の感性にじわりと響く、そんな店で好きなものを増やしていくのは、何とも幸せな体験だ。

緑豊かな人気の住宅地、名古屋市星が丘の地に、2018年7月にオープンしたのがTT″a Little Knowledge Store。「この店で過ごすことで、暮らしに役立ったり毎日を楽しくするような"知恵"を持ち帰ってもらいたい」と運営会社メゾネットの山本雄平さん。各分野で活躍する人々のトークショー&懇親会から、映像を用いたアート展示、東海地方に眠る優れた食材の発信、納豆作りのワークショップまで、さまざまなイベントと食を通じて"人"と、"人・街・モノ・コト"とのつながりの創造を目指す。「僕らの店が、これまで星が丘に縁のなかった人の足を向けるきっかけになったり、カルチャーに興味がなかった人にとっての色々な入り口を作れたら」。

コーヒーにスイーツ。本、音楽やアート。そして人、モノ、コトとの出会い―。一軒のカフェが、日常に新しい楽しみや価値観を与えてくれ、街に影響を与える存在になっていく。昔からの喫茶文化がもはや日常の一コマとなっている一方で、東海エリアにはそんな"新東海力"を持つカフェがまだまだ数多くひそんでいる。お気に入りの一軒を見つければ、この街に住むのも、あの街で働くのも、いっそう充実したものになるはずだ。

ザ カップス サカエ
THE CUPS SAKAE

「名古屋においしいエスプレッソが飲める店 を」と誕生し、栄店をはじめ伏見店、名駅店、熱田店を展開。「長く余韻が楽しめるコーヒー」を理想とし、豆や淹れ方を選べたり、ラテアートなどバリスタのパフォーマンスも見ものだ。栄店では台湾のデザート、豆花(トウファ)を味わえる。

「バリスタが輝ける場所を作りたかった」とオーナーの櫻庭さん。現在もほぼ毎日、店に立ってコーヒーを淹れる。店内のチョークアートもフォトジェニック。THE CUPS TOUFAは、豆腐を使った台湾のヘルシースイーツをアレンジしたもの。

THE CUPS
住所:名古屋市中区栄3-35-22 TEL:052-242-7575

両口屋是清 東山店
カフェ喜蝸庵(きっかあん)

創業380年以上を誇る老舗和菓子舗の直営店。建築家・隈研吾氏が手掛けた建物は“日本家屋”をイメージ。木の温もりあふれるカフェではこだわりのあんを用いた和スイーツやランチも用意する。

三角形の黒い屋根がユニーク。あんみつは職人が炊く大粒の丹波大納言粒あんと、なめらかな寒天が絶品。

名古屋の老舗和菓子 両口屋是清
住所:名古屋市千種区東山通4-4-1 TEL:052-782-1115

パティスリー ピエール プレシュウズ
PÂTISSERIE PIERRE PRÉCIEUSE 伏見店

長久手市・杁ヶ池(いりがいけ)湖畔に本店を持つ人気パティスリーの3号店。カフェスペースでは、注文が入るたびに生クリームを泡立てるなど、作りたてのおいしさを大切にしたデザートを堪能できる。

フランスの伝統菓子への敬意にあ ふれた端正なケーキが並ぶ。自家焙 煎のコーヒーなどと一緒に店内で 味わうこともできる。

PÂTISSERIE PIERRE PRÉCIEUSE
住所:名古屋市中区栄2-7-15 白川ビル1F TEL:052-221-5708

ランプ ライト ブックス ホテル ナゴヤ
LAMP LIGHT BOOKS HOTEL nagoya

“本の世界を旅するホテル”をコンセプトにしたホテルの1階にあるブックカフェ。「旅」と「ミステリー」を中心に約3000冊の書籍が揃い、閲覧、購入ができる。ドリンクは24時間注文OK。

店内は一人席が中心なので、静かに読書や作業に集中できるのが嬉しい。一番人気のスイーツは、抹茶パンを使ったグラタンベリー。フードは7~22時までオーダーが可能。

LAMP LIGHT BOOKS HOTEL nagoya
住所:名古屋市中区錦1-13-18 TEL:052-231-7011

コクウ珈琲

豆のセレクトから焙煎、ドリップと全てを行うオーナーの篠田さんが目指すのは“透明感のある”コーヒー。すっきりと雑味のないここでしか飲めない一杯を求めて県内外のファンが訪れる。

かつては中山道・太田宿があった旧街道沿いに立つコーヒー専門店。「味作りの最終工程は焙煎だと思っています」とあくまで自家焙煎にこだわる。さまざまな豆が揃い、浅煎りからしっかり深煎りまで細やかに選べるので、好みの味を相談してみては。

コクウ珈琲
住所:岐阜県美濃加茂市太田本町1-7-1 TEL:0574-49-9840

ホンキー トンク
Honky Tonk

「男性目線のカフェを作りたかった」という店主の言葉通り、コンクリート、古材、鉄を用いた店内はクールな印象。コーヒーやサンドイッチとともに、多種多様な音楽との一期一会を楽しみたい。

「一人で過ごしている人の味方でありたい」との思いから、壁に面したカウンター席も充実。しっとり濃厚な自家製ニューヨークチーズケーキと、すっきり調和のとれたホンキートンクブレンドが人気。

Honky Tonk
住所:岐阜県美濃加茂市太田本町1-7-1 TEL:058-266-5515

トド アリトル ナレッジ ストア
TT″a Little Knowledge Store

広々とした空間では多彩な展示やイベントが行われ、その内容によって席のレイアウトが柔軟に変化。さらに料理やデザートはフードスタイリストと管理栄養士の手が入るなど、カフェの枠におさまらない出会いや楽しさがいっぱいだ。

話題のカフェを複数手掛けてきた会社メゾネットの新展開。“T T″(トド)”とは“TO DO”の略で「僕らがここで何をすべきか」の意味も。電源とフリーWi-Fiを完備。栄養満点のAランチなど、料理も充実している。

TT″a Little Knowledge Store
住所:名古屋市千種区星が丘元町16-50 星が丘テラス EAST3F TEL:052-753-5147

タユタウ
喫茶 tayu-tau

ピアノや柱時計、薪ストーブ、アンティークの飾り棚などが置かれ、時間がゆっくり流れるよう。季節の果物を使った手の込んだデザートや、洋食店で修業した主人の料理とともにくつろぎたい。

「二人で一緒に笑って過ごせるように」と夫婦で始めた店だが、今ではスタッフも増え、育まれたつながりの中から音楽ライブや作家の展示などのイベントを行うことも。クレームブリュレ(上右)もおすすめ。

喫茶 tayu-tau
住所:三重県津市大里窪田町863-3 TEL:059-253-7817

広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局 アクセスデータの利用

pagetop