日本を支える企業力:朝日新聞デジタル

特別インタビュー:厚切りジェイソンさん

日本経済を支える東海エリアのポテンシャル

Corporate File 1
株式会社タマディック

Corporate File 2
株式会社デンソー

Corporate File 3
株式会社トップホールディングス

特集記事:世界を動かす! 東海の”得意技”

東海ってどんなところ?:TOKAI Culture

東海ってどんなところ?:TOKAI Cafe

だから、東海は住みやすい

自動車、航空宇宙、FA ―あらゆるものづくり分野を
最先端の技術で支える総合エンジニアリング企業

1959年の創業以来、日本の基幹産業である自動車、航空・宇宙、産業機械を中心に、さまざまな産業分野の設計・開発・生産技術に携わってきたタマディック。圧倒的な技術力、そして研究開発から品質管理に至る「トータルエンジニアリング」のノウハウを武器に日本のものづくりを支え、近年では開発業務の一括請負など、上流・中核業務へと事業領域を拡大させている。

最大の強みは「生涯、エンジニア。」というスローガンのもと、人づくりに注力していること。複数の産業を幅広く横断する実践的業務に加え、多彩な人材育成プログラムでエンジニアを養成。技術力と人材力を両輪に「総合エンジニアリング企業」としての歩みを進める同社の特徴を四人の事業部長に伺った。

ワンストップ・エンジニアリングを武器に
ものづくり産業の発展に幅広く貢献

自動車事業部 事業部長 岩本敏和さん

電動化が進み、広がるエンジニアの活躍の場

自動車事業部では、車両生産のための生産システムの構想、ラインや設備の設計開発を中心業務としている。事業部長の岩本敏和さんは「メーカーが新車を量産する際の計画から生産立ち上げまでの生産技術分野におけるエンジニアリングを通して工程全体に携わる非常にやりがいのある仕事」だと語る。計画・構想・生産技術開発から量産品質確保まで幅広くカバーし、一部では試作評価のための治具から量産設備の製作も行っている。

タマディックの強みは、創業以来、設計に軸足に置いてきたこと。〝技術で語る〟ことができるエンジニアを育成することで、数多くの顧客から信頼を得ている。また、自動車製造のあらゆるフェーズに対応するノウハウがあるため、プロジェクトの中核を担う機会も豊富。業務を通じて事業そのものを作り上げる面白みを感じられるという。「自動車業界では電動化が進み、部品の素材や設計が大きく変化しています。さまざまな企業がモーターや電池の研究開発競争でしのぎを削り、ヨーロッパでは3Dソフトを活用した〝バーチャルエンジニアリング〟が急速に浸透。産業構造に大革新が起こりつつあり、私たちの活躍フィールドも拡大しています」

顧客から必要とされるパートナーであり続けるためには、自動車産業で求められるもの・ことを見定め、核となる新技術を構築することが重要。難しい問題に直面しても、目を輝かせられるような、挑戦意欲にあふれたエンジニアが必要とされている。「ものづくりの醍醐味は、さまざまな分野の人と調整を重ねて課題を乗り越え、仲間とともに完成を迎えた時の達成感。タマディックは、変化やチャレンジを楽しめるエンジニアが自己実現をしやすい会社です。喜びを分かち合いましょう」

主な事業内容

生産技術・設備設計/製作
●生産ラインの工程一括請負
●各種設備設計・試作治具/設備製作
●鋳造・プレス部品の生産技術
●電子部品/電動車用モーターの生産技術
●車体溶接/完成車ラインの生産技術
●生産技術開発

FA・エレクトロニクス事業部 事業部長 江原泰二さん

自動化・省人化を背景に急拡大する成長産業

ロボットを活用して製造工場の自動化・省人化を実現することが、FA・エレクトロニクス事業部の業務の中心。特定の産業分野に特化せず、あらゆる企業が顧客対象となることが特徴で、豊富なアイデアを組み合わせて生産性向上に貢献している。「消費者との接点が少ない〝裏方〟ですが、日本の発展を支えているのはFAに代表される自動化技術。そんな使命感を抱いて活躍できる仕事」だと事業部長の江原泰二さんは魅力を語る。

電子商取引の普及やIoT化の進展により、工場の自動化ニーズが高まり、中国では大規模な無人工場や物流拠点が次々と立ち上がっている。生産年齢人口が減少する日本でも、今後ますます需要が高まる成長産業だといえる。「私たちの強みは、生産ラインの設計技術。宇宙ロケットから半導体部品まで、さまざまなものづくりに関わってきた経験とノウハウを活かし、製造現場の高機能・高精度化・低コスト化を実現。IT技術との融合や環境技術も採り入れ、自動化と効率化を支援しています」

エレクトロニクス分野においても、電子回路設計やハード・ソフトウェア開発はもちろん、構想段階から試験・評価、現地調整まで、ものづくりの一連の流れを網羅する技術力が強みだ。「業務全体の80%を、自社計画による成果物納品が占めています。指示通りに仕事をこなすのではなく、自ら考えることでノウハウが蓄積され、エンジニアとしての成長スピードも加速。毎年40~50人が資格を取得しています。自動でものを動かすことに、深く関連し ているのがFA・エレクトロニクス事業部。ロボコン、情報技術など、学生時代に学んだ知識を活かすには最適の分野でしょう」

主な事業内容

FA事業
●無人・自動輸送システムの設計
●自動製造システム開発
●ライフライン系計測器の生産設備や検査装置の設計
●家電・OA機器・産業機器の設計開発
エレクトロニクス事業
●PLCの構想、企画、回路設計、評価
●FA制御関連機器の計画・開発
●試験・検査装置の設計製作
●規格申請業務

航空・宇宙事業部 事業部長 村上正一さん

より深く、幅広く。夢を仕事にできる喜び

創業翌年に戦後初の国産航空機開発プロジェクトに加わり、1970年代から宇宙開発関連事業に参画。航空・宇宙事業部の中核業務である、航空機製造やロケット設計業務は、タマディックが歩んできた歴史そのものと重なる。

最高レベルの精度と信頼性が求められる航空宇宙開発。タマディックが強みとしているのは、多彩な解析・シミュレーション技術を駆使した研究開発から、エンジニアリング部門での設計検討、部品製作、機体組立に至るまで、高度な技術力と総合力が蓄積されている点だ。航空機開発設計のノウハウを生かしてフライトシミュレータを販売するなど、自社開発製品づくりの気運も高まっているという。「日本の航空宇宙開発は、世界でも最高峰の信頼性を誇ります。なかでもロケットエンジンをはじめとする宇宙分野の技術力は世界トップレベル。その開発に携われること自体が、エンジニアにとって大きな喜び」と事業部長の村上正一さんは話す。

また、事業部内の6割近くの社員が、エンジニアとして顧客メーカーでの研究開発に従事。メーカーのエンジニアとともに、最先端の開発プロジェクトに携わることで、コアな技術・知識を習得できることも魅力だという。「究極の信頼性、安全技術を目指している航空機やロケットの開発。新しい技術や素材を活用してイノベーションを創出するため、これからのエンジニアは幅広い分野に興味を持ち、複眼的視点で物事を捉えることが重要です。4つの事業部が有機的につながり、技術・知識を相互に応用できるタマディックには、次代を牽引するエンジニアとして成長・活躍できる環境が整っています

主な事業内容

航空技術領域
●機体の構造設計・生産設備設計
●防衛関連プロジェクトの技術支援
●フライトシミュレータの開発
宇宙技術領域
●ロケットの設計・生産設備設計
●ロケットの打ち上げ整備支援
●宇宙ステーション補給機の構造解析

東京事業部 事業部長 奥山馨さん

基幹産業をカバーし、車両開発にも注力

タマディックの前身である多摩技研の発祥地を拠点とする東京事業部は、自動車、航空・宇宙、産業機械という3つの基幹産業など幅広い分野で開発設計・生産技術の支援を行っている。

なかでも車両開発に注力していることが特徴で、社員中心に約120名が顧客の開発センターに常駐し、自動車メーカーの立場でコアな部分の技術開発に取り組んでいる。事業部長の奥山馨さんは「少数精鋭ながら、日本の基幹産業を支える大手メーカーと信頼関係を構築し、将来の車両技術やものづくりを追求することは、東京事業部の強みであり誇りです」と胸を張る。

自動車産業では、自動運転技術の開発や生産工場のFA化など、自動化が大きなキーワードになっているため、他の事業部との技術情報交換を推進し、AIやロボットを活用した自動化技術の開発に取り組む。「設計もソフトを活用した技術開発へとシフトしており、技術や知識に優れる部署との人材交流が盛んになっています。あらゆる産業分野に共通して求められているのは、新たな発想による技術革新。若くバイタリティにあふれたエンジニアが、活躍できるフィールドは確実に増えています」

また、お客さまの海外拠点に出向く機会が増え、活躍の場もグローバル化している。異文化に接して人間の幅を広げることは、エンジニアとしての幅を広げることにもつながる。「図面を描くだけではなく、商品開発から生産設備の立ち上げまで、幅広いプロセスに携わることができるタマディック。その素晴らしい環境の中で、50歳、60歳になっても最先端の技術で活躍できる地盤を築いてほしいですね」

主な事業内容

●車両開発設計
●車両生産技術・設備設計
●自動運転技術のソフトウェア開発
●産業機械技術・設備設計
●ロケット・宇宙実験開発設計
●ロボット技術活用による自動化・省力化

タマディックを知るキーワード

戦後初の国産旅客機、国内初の宇宙ロケット、世界初の量産ハイブリッドカー。圧倒的な設計、開発、生産技術を武器に、日本を代表するさまざまなプロジェクトに携わってきたタマディック。ものづくりを通じて社会の発展に貢献することを使命とし、それを実現する優れたエンジニアを育成することで、産業の発展を支えてきた「総合エンジニアリング」の魅力を、8つの数字から紐解く。

時代を超えて受け継がれるエンジニアの心得「設計十訓」

創業者・森實千馬太が、自身の実体験に基づき書き記した「設計十訓」。「依賴者の気持になり切れ」に始まり、「一つの考えに拘るな」に至る設計技術者としての10の心構えは、制定から半世紀以上を経過した現在も、社員の心に脈々と生き続けている。

希望職種配属率は5年連続90%以上!

「やりたいこと」ができるかどうかは、働くことへのモチベーションに大きく関わる。タマディックでは「生涯、エンジニア。」という考え方のもと、本人の希望を最大限に考慮して配属が決定される。2018年度新入社員の希望職種配属率は91%。5年連続で90%以上を維持している。配属後も面談を通じてキャリア形成をバックアップし、自分の活躍の場を選ぶことができる。さらに、エンジニア社員率は90%。心の底からものづくりが好きな人、エンジニアを生涯の仕事にしたい人にとって、最高の環境とサポート体制が整っている。

1000時間の新入社員研修で「考働」できる技術者に

ものづくりは人づくりから。「自ら『考働』できる技術者になろう」という人材育成スローガンのもと、タマディックには充実した教育・研修制度が整っている。なかでも通算1000時間に及ぶ新入社員研修では、実務に即したテ-マで座学と実習を効果的に組み合わせ、技術者、組織人、社会人としての基礎をじっくりと養成。“一人前のエンジニア”になるための支援に注力している。

ものづくり、ひとすじ。2019年で創業60周年

2019年に60周年を迎えるタマディックは、戦後日本の経済成長の原動力となったものづくり産業を、半世紀以上にわたって支えてきた業界最古参のエンジニアリング企業だ。コーポレートスローガンは「創るチカラ、変えるチカラ」。歴史を通じて培ったチカラを礎に、社会・技術・ものづくりを変革し、未来を切り開いていくタマディックの決意が込められている。2014年には中国上海市に現地法人を設立。グローバル企業への第一歩を踏み出した。

賞与は年3回、資格取得祝金は40万円 やりがいを感じながら働ける会社

エンジニアが「仕事を通じて幸せになれる会社でありたい」との思いから、タマディックは成果に見合った報酬を得られる環境づくりを推進。年間3回(5.87カ月)という賞与支給実績にも、利益をしっかりと社員に還元するという想いが表れている。また、のべ1061という社員の資格取得件数も、働きがいにあふれた環境を物語るデータだ。勉強会を積極的に行い、受験費用の補助や取得者への祝金支給(最大40万円)などサポート体制も充実。

有給休暇取得率78%! メリハリをつけて働ける環境

積極的にワークライフバランスの実現に取り組んできたタマディック。フレックスタイム制の導入、年3回の9連休など、制度整備により社員の意識改革が進み、2017年度の有給休暇取得率は78%に達している。また、専任の保健師が常駐するヘルスケアルームを設置するなど、社員の健康をサポートする取り組みが評価され、「健康経営優良法人 2018(大規模法人部門) ~ホワイト500 ~」に認定。多彩なクラブ活動もあり、社員交流イベントが豊富。顧客に信頼される“良い仕事”は、メリハリのある働きがいに満ちた職場環境から生まれる。

育休取得率・復帰率100%! タマディックの「女性の活躍促進宣言」

介護や育児で勤務時間が制限される社員のための「短時間正社員制度」や、離職後の「カムバック制度」など、安心して働ける環境づくりにも積極的。取得対象者となる女性の育児休業の取得率、復帰率はともに100%で、2008年に厚生労働省が子育て支援に積極的な企業に交付する「くるみんマーク(次世代育成支援認定マーク)」を取得。2017年には、女性社員の採用や管理職への登用拡大、仕事と家庭の両立支援など、女性の活躍促進に積極的な企業として「あいち女性輝きカンパニー」に認証されている。

4領域×3職種 誰もが適性を活かして活躍できる

ものづくりの醍醐味は、技術とアイデアを駆使して社会を変えられること。タマディックが事業を展開する自動車、航空宇宙、FA、エレクトロニクスの4領域は、いずれも日本の発展に欠かせない基幹産業。そこに機械設計、生産技術、回路設計・制御設計・ソフトウェア開発という3つの技術で貢献していることが、タマディックのエンジニアの誇りだ。現在、ものづくりは分野を超えた融合が進み、エンジニアのフィールドは「4×3=12」にとどまることなく、無限に広がろうとしている。

仕事の魅力とは?
先輩社員の働き方 設計/生産技術

S・Sさん(自動車事業部 第1生技部 第2生技グループ)
専門を究めたプロフェッショナルになる!

自動車メーカー向けの車載電子製品の解析業務を行っています。私が担当しているのは生産ラインのシミュレーション。専用ソフトを使って疑似的にラインを設計し、製品の流れを確認して改善策を検討します。実際に製品を生産する際の部品構成や工程に、自分の提案が反映されていると充実感を感じます。

タマディックとの最初の接点は、大学の食堂に貼ってあったポスター。もともと自動車や航空機など「ものづくり」に興味がありました。業務内容を詳しく調べるうちに生産ラインや工程づくりに興味が湧き、配属希望では自動車事業部を希望。実際に働いて気づいたのは、自動車事業部の電子製品生産は、メカ・電気・ソフトなど、さまざまな分野が関わり合っている点。互いに知識を補える面白さがあります。業務を通じて新しい知見が得られ、人とのつながりが広がっていくことも、幅広い工程をカバーする自動車事業部の魅力だと思います。勤務中はパソコンに向かって黙々と作業に取り組む時間が長いのですが、ふとしたタイミングで会話が弾むことも多く、メリハリのある働き方ができています。

休日はラジオを聴きながら、家事をしたり、文字や言葉のレタリングをしたりして過ごします。ショッピングや食べ歩きも大好きで、美味しいお店を探して散歩することもあります。

将来の目標は「この分野のことならSさんだね」と誰もが認める“プロ”になること。海外でも仕事をしたいですね。

自動車事業部 第1生技部
第2生技グループ

S・Sさん

1994年熊本県生まれ。電気通信大学情報理工学部を卒業し2017年入社。集合 研修を経て自動車事業部に配属。配属後は、自動車メーカー向けの解析業務に 従事。現在に至る。

Y・Sさん
プロジェクトを任せられるリーダーに!

工作機械の量産における機械の組立性や安全性、構造などの設計業務に取り組んでいます。エンドユーザーが簡単な操作で加工プログラミングを行えるように、ソフトウェアの開発設計にも携わっています。エンジニアとしてやりがいを感じるのは、自分が考案した構造設計の変更や、新たに開発したソフトウェアにより、他社を上回る成果が得られた時。また、顧客に任される業務が多岐にわたっているため、日々、自分の成長を感じ取れることにも感謝しています。

タマディックには航空・宇宙、自動車、工作機械など幅広い事業分野があり、私が就活生だった当時も「希望職種配属率は9割以上」をキャッチフレーズにしていました。福利厚生も手厚く、社員寮としてきれいなマンションに住めると説明を受けたことも印象に残っています。

ただ、もっとも魅力を感じたのは、上司と気兼ねなく話ができる社風です。入社4年目になりますが、頼れる先輩、親身になって話を聞いてくれる上司に恵まれています。自分の意見で職場環境を変えられる風通しの良さが、仕事に対する意欲を高めてくれます。業務を離れた場面でも、終業後の部活動や寮の先輩・同期・後輩との定期的な“飲み会”など、交流機会が多く充実した日々を送っています。

まだ部下はいませんが、リーダーとしてプロジェクトを任せられるようになることが目標です。いずれは自分の後継者を育て、タマディックをより大きな組織にしていきたいと思います。

FA・エレクトロニクス事業部
第1技術部 第2設計グループ

Y・Sさん

1992年兵庫県生まれ。関西大学システム理工学部卒業。2014年に入社しFA・エレクトロニクス事業部に配属。工作機械メーカー向け業務を担当し、開発された旋盤の量産機化に携わる。旋盤のほか多様な機械の設計業務に取り組む。

タマディックは「人」を大切にする会社
複数の分野を横断できる技術力。やりたい仕事が、ここにある。

「設計・開発」という立場から、さまざまな産業分野の発展に貢献するタマディック。事業本部長の藤井清さんに、エンジニアリング企業の強みと仕事の魅力をうかがいました。

取締役事業本部長 兼 事業戦略部長

藤井清さん

 

──タマディックの強みとは?

私たちは自社工場を持つメーカーではなく、エンジニアリング企業。ただ、大手メーカーとの長いお付き合いの中で、製品のかなり重要な技術部分に設計という立場で従事し、広範囲な工程を一括で請け負うことができる技術力が最大の強みです。そして、複数の産業分野に事業展開し、特定の業界だけに特化していないのも特徴。自動車、航空・宇宙、FA・エレクトロニクスなど各業界に、ライバルとなり得る企業が存在しますが、複数の業界をカバーできるエンジニアリング企業は少ない。技術派遣に加え、開発・納品する請け負い業務まで行える企業となると、その数はぐっと減ります。

──ものづくり産業は大変革期を迎えています。

電動化が進む自動車産業では、動力源が内燃機関から電気へと変わろうとしています。この変化はエンジニアにとって非常に大きなハードルとなります。また、自動運転技術が進化すれば、「センサーをどこに配置すれば効率的に周囲を監視できるか」といった視点も、車両開発や生産技術を確立する上では重要になっていきます。今後は今までに経験したことがない、新たな課題に対応できるエンジニアが求められていくと思います。

──人材育成を大切にされていますね。

エンジニアリング企業の財産は「人」。人材の育成には非常に力を注いでいます。エンジニアを目指す理工系学生は、やりたいことを明確に持っている傾向にありますが、面接をしていると「仕事の一部分しか見えていない」という印象を受けます。それでも、希望する分野で挑戦することが、エンジニアにとって大きなモチベーションとなるため、配属先はできる限り本人の意向が反映されるよう配慮しています。

一方で、入社から数年が経つと自分の適性が分かり、現実とのギャップに悩むこともあります。ただ、タマディックはさまざまな産業分野に事業展開しているため、やりたい仕事を探し続けることができます。人事評価では必ず異動希望調査を行い、面談を重ねながら一人ひとりに最適な環境を提供。研修時間も十分に確保しています。個人の適性を叶えることも人材育成の一環という方針が、希望職種配属率91%という数字につながっているのだと思います。

──ものづくりのやりがいとは?

達成感を得ることが、次のステップへのモチベーションアップにつながります。「ロケットが打ち上がった」「新しいラインが稼働し始めた」というエンジニアにしか得られない喜びや感動を、多くの社員に味わってもらうことも大切な人材育成だと考えています。

──エンジニアを目指す学生にメッセージをお願いします。

近年は機械設計の分野でも、情報系・電子系・電気系の技術が密接に融合しています。基礎知識を持つ学生も増えていますが、企業エンジニアとしてものづくりは、単に技術的に優れたものを作るだけではなく、納期やコストなどバランスを取りながら製品化することが大切。顧客やプロジェクトメンバーと調整を重ねるコミュニケーション力も欠かせません。技術者としてのノウハウは入社後に学ぶことができます。授業、研究、サークル活動など学生生活を謳歌して人間力を磨いてください。

画像素材:PIXTA

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