日本を支える企業力:朝日新聞デジタル

2020特別編
シーキューブ株式会社

特別インタビュー:厚切りジェイソンさん

日本経済を支える東海エリアのポテンシャル

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株式会社タマディック

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株式会社デンソー

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株式会社トップホールディングス

特集記事:世界を動かす! 東海の”得意技”

東海ってどんなところ?:TOKAI Culture

東海ってどんなところ?:TOKAI Cafe

だから、東海は住みやすい

新世代と深化を続ける
東海の伝統文化

東海エリアの“ものづくり”のDNAは歴史が古い。
そして今、若き担い手の登場により、東海の伝統文化は、新しいステージを迎えている。

ファッションとしても注目新しい伝統文化のスタイル

陶磁器の代名詞とも言える「せともの」の産地、愛知県瀬戸市。瀬戸では鎌倉期、日本で初めて釉薬を掛けた陶磁器の量産を実現し、耐水性や堅牢さを備えた画期 的な器として名を馳せた。約250年続く窯元である「瀬戸本業窯」の水野雄介さんは、昔ながらの手仕事を貫きながら、暮らしを彩る民芸と未来の接点を探る。

瀬戸と並んで焼物産地としてよく知られているのが、岐阜県の美濃である。瀬戸から美濃にかけての一帯は良質な土に恵まれており、日本屈指の陶磁器生産量を誇る大窯業地。作陶に不可欠な土、釉薬などの材料、設備が集まる希少な生産地であることから、陶芸の道を志す多くの若手作家の活動拠点となっている。そのパイオニアとして、世界を舞台に勝負を続けるのが青木良太さんだ。独自の感性で、陶芸の世界に次々と風穴を開けてきた青木さんが今注力するのは「中学生がお小遣いで買える美しい焼物」。地元の窯業関係者らと協力しながら量産を可能にした器に"青木イズム"を投影し、後世への橋渡しに挑んでいる。

その他にも、名古屋市に伝わる絞り染めの技法である有松・鳴海絞や、江戸時代後期に尾張の地で開花した金属工芸品の尾張七宝などでも、代から代の新しい担い手が活躍している。また、数百本の糸を組んで一本の紐に仕上げる伊賀くみひもや、浴衣や手ぬぐいなどの生地を染める際に用いる伊勢型紙など、三重県の伝統文化にも新風が吹き込まれている。

伝統という看板のみならず、その美しさやカッコよさに魅了された若き作り手たち。新世代が発信するのは、衣食住を彩るファッションとして伝統文化を楽しむ、新しいスタイルなのかもしれない。

せともの
デザインショップも注目の“用の美”
瀬戸本業窯

約250年続く窯元。土作りや灰釉(かいゆう)の調合、ロクロ、絵付など本業と呼ばれる伝統製法にこだわる。8代目半次郎を後継予定の水野さんは、職人仕事が生む民芸ならではの“用の美” に、鮮度のあるデザインを取り入れ、人気のライフスタイルストアなどでも支持を得ている。

住所:愛知県瀬戸市東町1-6
TEL:0561-84-7123
http://www.seto-hongyo.jp

灰釉による古典的な黄瀬戸の石皿(菊文)。使い込むほどに味わいが増す。

手前は250年続く超ロングセラー、馬の目皿(7.5寸)。 左奥は三彩鉢(5寸)、右は三色麦藁手(飯碗大)。

暮らしに息づき、料理を引き立てる器を中心に作る8代目半次郎後継予定の雄介さん。

伊賀くみひも
映画『君の名は。』にも登場!
藤岡組紐店

忍者の故郷、伊賀が発祥。刀の鞘に付けられる下げ緒を使った忍術、下げ緒七術に用いたとされる。一本一本組み上げる優美さにより、帯締めや羽織紐へと用途を広げてきた。藤岡組紐店では緻密な組を生かしながら、意外性のある素材や色、柄の組み合わせを提案する。

住所:三重県伊賀市上野農人町422
TEL: 0595-22-8551
http://www.ict.ne.jp/~obishime

格調高い高麗組による金ちらし配色(上から1本目)、特殊な糸を組み入れてポップに仕上げたモケモケ(4本目)など。

藤岡組紐店の4代目である潤全さんは、古来の手法を守りながらも遊び心を取り入れる。

七宝焼 しっぽうやき
花器からペンダントまで美を追求
加藤七宝製作所

七宝焼とは、金属の表面にガラス質の釉薬をのせて焼き付けたもの。日本における七宝の本流とされる尾張七宝は、模様の輪郭に沿って純銀製の線を立てる有線技法などが特徴。「加藤七宝製作所」では、さまざまな業界とコラボし、七宝焼の可能性に挑戦し続ける。

住所:名古屋市西区香呑町4-31
TEL: 052-531-1382
http://katoshippo.com

赤透(あかすけ)によるアゲハ(右)、キャベツ(左)、伝統柄をモチ ーフにした七宝繋小豆(上)などの帯留め。

初代が得意とした清冽な美しさを放つ赤透の技法を守る3代目の芳朗さん。

現代のファッションにも馴染み、アクセントとなる、色とりどりのペンダントは蒐集欲をくすぐる。

美濃焼
世界が熱視線 ! クールな日本文化
青木良太

大学卒業後「陶芸と心中する」思いで陶芸家に。釉薬を土に練り込む技法や、金や銀などの異素材を取り入れるなど、独創性に富んだ作品を次々と発表し、世界各地で個展を開催。2018年には中国の景徳鎮に工房兼ギャラリーを開設し、新たな世界観を生み出している。

住所:岐阜県土岐市妻木町2190-3
TEL:090-9945-1393
http://www.ryotaaoki.com/gallery

研究と試作を繰り返し、釉薬の調合によって金色の輝きを表現した“ブリンブリンシリーズ”のミルクピッチャー。

制作中の青木さん。2017年には工房近くに週末と祝日のみオープンするギャラリーを開設。

全面にスワロフスキーを施し特殊な窯で焼きつけた“神様シリーズ”。

伊勢型紙
愛らしい柄で型染めを身近に
那須恵子

主に着物や浴衣を染める際に用いる染色道具、伊勢型紙。和紙を柿渋で貼り合わせ、乾燥と燻製を繰り返すことで丈夫にし、模様を手彫りする。ハートや小鳥、花柄など親しみの湧く那須さんの型は、手帳カバーや文具にも使われ、型染めを身近に感じさせてくれる。

https://kataya2110.jimdo.com

古典模様であるむじな菊をヒントに、一つひとつ形の異なるハートを敷き詰めた小紋型紙むじなハート。

親方の生田嘉範氏に師事し突彫(つきぼ)りを修行。自由曲線の小紋柄を得意とし、手ぬぐいや印伝革、更紗などを幅広く染める型紙を制作。

有松 ありまつ 鳴海絞 なるみしぼり
大人かわいい個性派染色アイテム
まり木綿

江戸時代、尾張藩の奨励を受けて移住した民が始めた有松・鳴海絞。東海道を行き交う人々の土産として重宝され、一帯は絞りの町として栄えた。まり木綿の作品は、数多ある技法の中で板締め絞りに特化し、ポップな色の組み合わせ、幾何学模様が印象的。装いの主役にもアクセントにもなり、女性心を掴んでいる。

住所:名古屋市緑区有松1901
TEL :052-693-9030
http://marimomen.com

一枚でも重ね着用にも大活躍する四角衣と、伊勢木綿のくびまきなどコーディネートが楽しい。

ビビッドな色合い、柄の配置がユニークな伊勢木綿四角衣(左)や、伊勢木綿くびまき(右)。バッグやがま口財布もある。

大学時代の友人2人(左・伊藤木綿さん、右・村口実梨さん)による染色ユニット。

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