
クレジットカードを選ぶポイントはこの五つ
現金を取り出さなくても、サインや暗証番号の入力だけで支払いができるクレジットカード。キャッシュレスの推進やネットショッピングの普及などを背景に、使う機会が増えている人もいるのではないでしょうか。入会すれば現金還元されるなどのキャンペーンも多いため、新しいカードを作ることもあるでしょう。
でも、その場のメリットだけで新しいカードを作っていると、どんどん増えてしまいます。自分にとって最適なカードを選ぶにはどうすればよいのでしょうか?
そこで今回は、クレジットカードの選び方のポイントをご紹介します。
クレジットカードは2~3枚がおすすめ
クレジットカードの発行枚数は毎年増加傾向にあります。日本クレジット協会の調査によると、2004年に約2.3億枚だった年間発行枚数は2017年には約2.7億枚。一人当たり約2.6枚のクレジットカードを持っている計算になり※、多くの人が複数のカードを使い分けていると考えられます。
確かに、クレジットカードはカード会社が発行するプロパーカードだけでなく、幅広いジャンルの企業が発行する提携カードもあります。銀行、鉄道会社、航空会社、スーパー、デパート、駅ビル、家電量販店、コンビニ、電力会社、ガス会社など数多くの業種の企業が提携カードを発行しています。提携カードでは、プロパーカードにはない独自のポイントサービスや優待をそろえていることもありますから、生活シーンに合わせて有利なものを選びたいですよね。
とはいえ、クレジットカードの種類は非常に多く、各カードが独自の強みを持っています。すべての生活シーンで最も有利なものだけを使おうとすると、かなり多数のカードを使い分けなければなりません。それでは面倒ですし、それぞれのポイントがあまり貯(た)まらないなど、逆にメリットを生かしきれないこともあります。
ですから、カードのメリットにも優先順位をつけて、管理しやすい枚数に絞っておくのがおすすめです。人にもよりますが、目安としては2~3枚程度にするとよいでしょう。お買い物のときにレジで提示する際もスムーズなはずです。
※日本クレジット協会
クレジットカード発行枚数調査結果の公表について
https://www.j-credit.or.jp/information/statistics/download/toukei_03_a_all_171130.pdf
https://www.j-credit.or.jp/information/statistics/download/toukei_03_a_171130.pdf
選び方のポイント五つ
では、毎日の生活でクレジットカードのメリットを最大限に生かせるようにカードを選ぶには、どんなポイントに注目すればよいでしょうか。
おもに、次の五つから選ぶのがおすすめです。
1)生活費を多く占める支払いで使える
2)ポイント還元率が高い
3)ポイントを移行できる
4)ポイントをもれなく使える
5)使える優待が多い
ひとつずつ詳しく説明しましょう。
1)生活費を多く占める支払いで使える
現金で支払うために、お財布の中の残金を確認し、ATMなどでお金を引き出す作業は少々面倒なもの。その手間を省けるのが、クレジットカード払いの利点のひとつです。ですから、生活費の中で大きなウェートを占める支出から優先的にカード払いにすると便利です。金額が大きいと、そのぶんポイントも貯まりやすくなります。
たとえば携帯電話料金や水道光熱費などは、カード払いに対応していることが多いのでおすすめです。月々の金額はそれほど大きくなくても、年間にするとまとまった金額をカード決済することになり、それに応じたポイントが貯まります。
クレジットカードに抵抗を感じる人には「現金よりも使いすぎてしまいそう」と心配する人も多いですが、毎日の生活で自然とかかる支出や、すでに銀行の口座引き落としなどで毎月自動的に引き落とされている支出なら、カード払いが原因で使いすぎてしまうことはあまりないでしょう。
2)ポイント還元率が高い
クレジットカードの大きな魅力といえば、お買い物額に応じて受け取れるポイントです。せっかくなら、同じ支出額でもできるだけ多くのポイントをもらえるカードを選びましょう。
お買い物額に対して受け取れるポイントの割合のことを「ポイント還元率」といいます。一般的なクレジットカードは、カードでの決済額1,000円ごとに約5円相当のポイントを受け取れます。つまり、ポイント還元率は0.5%です。しかし、ポイントが貯まりやすいことを強みにしたカードには、還元率1%以上のものがたくさんあります。お買い物をするお店やキャンペーンへの登録で、2~3%になるものもあります。
ポイントが多く貯まれば、年会費が有料でも、それ以上に有利になることもありますよ。
3)ポイントを移行できる
貯めたポイントは、そのカード会社が提供する優待品に引き換えられるのが一般的です。ただ、500ポイント、1000ポイントなどまとまったポイント数にならないと交換できなかったり、ほしい賞品がなかったりすると、端数のポイントがムダになりかねません。
そこで便利なのがポイントの移行です。カード会社のポイントを、Tポイントや楽天スーパーポイントなどの共通ポイントや、航空会社のマイルなどに交換するのです。日頃から貯めているポイントに移行できれば、使い道も広がりますね。
特に複数のクレジットカードを持っている人は、ポイントが分散するため、貯めているうちに有効期限が切れてしまいがちです。あらかじめ登録しておくことで、ポイントをマイルに自動移行できるカードもありますから、活用してもよいでしょう。
4)ポイントをもれなく使える
ポイントをしっかり使えることも重要です。ポイントを貯めるのが好きな人には、一生懸命貯めるのが楽しくてなかなか使わない人もいます。ですが、ポイントは使って初めてお得になるのです。貯めたものの使い道がなく、そのうちに有効期限が切れてしまっては意味がありません。ほかに選択肢がないからと、仕方なくそれほど欲しくない賞品に交換するのもあまりお得とはいえません。
たとえば、貯まったポイントを翌月のカードの支払いに充てられる(キャッシュバック)ものや、電子マネーとして使えるものなら、端数までもれなく使い切れるでしょう。
5)使える優待が多い
クレジットカードには、会員向けのさまざまな優待サービスがあります。ホテルやレストラン、レジャー施設などで割引を受けられる、空港のラウンジを使える、旅行保険がついているなどです。そのカードで支払うと優待されるものばかりでなく、カードを提示するだけでよいものもあります。よく利用するお店が優待の対象に含まれているかも、カード選びでチェックするとよいでしょう。
国内外の出張や旅行によく行く人は、旅行保険も要チェック。カードによって、海外と国内の両方が対象になるか、最大の補償額がいくらか、現地での入院や持ち物の破損なども対象になるか、旅行代金や旅行中の移動でカード払いをすることが要件になっているかなど、詳細が異なります。
以上五つ。日頃のお買い物の場所や金額、ライフスタイルを振り返って、自分に合ったカードを選んでくださいね。



























