障害ある人が一粒一粒2度選別 コーヒーおいしいカフェ

小西孝司
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 【島根】イタリアンレストランだった建物を活用した松江市浜乃木6丁目のカフェのコーヒーが、人気を呼んでいる。障害のある人たちが焙煎(ばいせん)の前と後の2度にわたって、一粒一粒の豆を選別した味わいが、常連客らを引きつけているようだ。

 カフェは2019年10月、就労継続支援B型事業所「るぴなす」が始めた。知的障害などのある約20人がランチの調理や接客、弁当製造、野菜の袋詰めなどを行っている。

 せっかくだから手間暇かけたものを出し、利用者の作業にも役立つことを――。そんな狙いでコーヒー豆の選別を始めた。仕入れた生豆には欠けや割れ、虫食いがあり、手作業で取り除く。その後、機械で焙煎後、欠けた豆や、煎りが浅すぎたり深すぎたりする豆を再び除く。2度の選別で雑味がなくなり、口当たりがすっきりとしたコーヒーができあがる。「ふじひろ珈琲(コーヒー)」(出雲市渡橋町)から選別やブレンド、焙煎の仕方といったプロの指導を受けた。

 利用者の男性は「難しいけど、最初から比べたらできるようになった」。るぴなすの職業指導員で保健師の大住実季(みき)さん(34)は「じーと見る作業で根気や集中力がいるが、自分が作ったものをお客さんから『おいしい』と言われることが励みになっている」と話す。

 カフェで飲むと400~500円。ドリップ式のパックは、ブレンド、モカ、ブラジル、グアテマラ、キリマンジャロ、マンデリン、カフェインレスの7種類あり、1パック100円、量り売りは100グラム500円。ドリップ式は月に数百個は売れるという。近くの朝日新聞販売所ASA松江南からもらった新聞紙で作った、持ち帰り用の袋に入れて渡している。

 カフェは午前11時~午後1時(週末・祝日休み)。不良品の豆を材料に、動物などをモチーフにした「コーヒーアート」(要注文)も手がけている。問い合わせはるぴなす(0852・69・8394)へ。

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