障害者が育てたカブトムシ出荷 循環リサイクル 佐賀

村上英樹
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 社会福祉法人・佐賀西部コロニーの障害福祉サービス事業所「昆虫の里」(太良町大浦乙)で、施設利用者が育てたカブトムシが次々出荷されている。新型コロナウイルスの影響で「全日本カブト虫相撲大会」は昨夏に続き中止だが、子どもたちが気づいたカブトムシの生態を募り、昆虫図鑑をつくる企画をした。

 太良町は林業が盛んで、同コロニーは1984年の開所以来、木材の循環型リサイクル事業に取り組む。カブトムシの養殖はその一環。利用者が木工品を製作した廃材でキノコ類を育て、菌床を砕いてカブトムシのすみかのマットに利用する。ふんを含んだマットを今度は肥料としてミカンなどを育て、最終的に木材を土にかえす仕組みだ。

 カブトムシの養殖は同コロニーの利用者38人のうち、専従3人を中心に園芸班16人がエサやマットの入れ替え、販売などを担当する。今年は約6千匹を養殖し、例年より10日ほど早く孵化(ふか)したという。近くの道の駅やホームセンターに出荷している。

 同コロニーでは、オオクワガタも養殖する。竹下和樹所長によれば、大人にも人気の根強いクワガタと違い、近年、子どもの間でカブトムシ人気にかげりがみえるという。

 昆虫図鑑の企画について、竹下所長は「家族と一緒に子どもらしい発想や目線で、あっと大人が驚くようなカブトムシの秘密を教えてほしい」と話す。4歳~小学生が対象。募集は7月21日~8月20日。問い合わせは同コロニー「夏休みの昆虫教室係」(0954・68・3211)。

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