「4年前は理想的だった」 中国側識者が語る日中韓首脳会談のカギは

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聞き手・井上亮
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胡令遠・復旦大学日本研究センター教授

 日中韓首脳会談(サミット)が27日午前、4年半ぶりに開催されます。中国側は今回の会談にどのような狙いをもって臨むのでしょうか。日中関係改善のカギはどこにあるでしょうか。中国・上海の復旦大学日本研究センターの胡令遠教授に聞きました。

 中日韓首脳会談の従来のテーマは、政治外交ではなく主に経済や貿易の協力だった。中日、中韓そして中日韓にとって経済面での協力関係は、船を安定させるバラスト(重し)だった。だがこの数年で急速な変化が起きた。それは、経済安全保障という考え方によって、供給網などの経済的な要素が政治化されたことだ。

 3カ国の関係はこれにより大きな影響を受けている。今回のサミットも経済が主たるテーマにはなると思うが、最低限のコミュニケーションしかできないだろう。経済安保が3カ国に与える影響などについて意見交換をするかもしれない。

 中日関係をふり返ると、2019年の中日韓首脳会談のころ、関係は理想的な方向に向かっていた。習近平(シーチンピン)国家主席が国賓として訪日を控え、中国から日本への観光客も1千万人近かった。

4年半の変化、そして台湾問題

 だが、4年半で国民感情に変…

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この記事を書いた人
井上亮
中国総局|政治外交担当
専門・関心分野
中国社会、人口減少、移民

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