ベトナム戦争後初の訪米、オバマ氏と会談 チョン共産党書記長が死去

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バンコク=大部俊哉
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 ベトナムの最高指導者、グエン・フー・チョン共産党書記長が19日、死去したと、国営メディアが報じた。2011年から約13年にわたる異例の長期政権を率いたチョン氏。対外的には「全方位外交」に徹し、内政では「反汚職闘争」を掲げて現職閣僚や党幹部らの不正を厳しく処分してきた。

 ハノイ出身で、1968年に正式に共産党入り。党機関誌で約30年にわたって編集者を務め、「穏健な保守派」などと評されるが、人物像はこれまでほとんど報じられておらず、ベールに包まれていた。

 「ASEAN(東南アジア諸国連合)を大国間の競争のカードにしてはならない」。現地メディアによれば、チョン氏は2017年8月、演説でこう語った。

 インド太平洋地域の要衝である東南アジアの各国をめぐって米中が「綱引き」を繰り広げる中、チョン氏率いるベトナムは「全方位外交」に徹した。15年には、最高指導者としてベトナム戦争後初めて訪米し、オバマ大統領(当時)と会談した。

 近年は、南シナ海領有権を争う中国への警戒感を背景に、安全保障分野で米国や日本と連携を強めた。23年9月にバイデン米大統領をベトナムに迎え、両国関係を最上位クラスの「包括的な戦略的パートナーシップ」に格上げすることで合意。同11月に日本との関係も同じ最上位クラスに引き上げることで合意し、安保協力の拡大を確認した。

「虫の食った枝を切って木を救う」

 一方で、経済分野では最大の…

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この記事を書いた人
大部俊哉
大阪社会部|大阪府警キャップ
専門・関心分野
事件・事故・災害報道、海洋安全保障、貧困問題

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