3人死亡事故、危険運転を認める 被告に懲役20年 前橋地裁判決
群馬県伊勢崎市の国道17号で2024年5月、トラックを飲酒運転して乗用車と衝突させ、乗っていた家族3人を死亡させたなどとして自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)の罪に問われた元トラック運転手の鈴木吾郎被告(71)=同県吉岡町=の裁判員裁判で、前橋地裁は13日、求刑通り懲役20年の判決を言い渡した。高橋正幸裁判長は「非常に危険性の高い悪質な運転」と述べ、危険運転罪の成立を認めた。
判決は、事故後の被告への採血の結果を踏まえ、被告が運転前にアルコール度数20%の220ミリリットルの焼酎を2本飲んだと認定。事故時の血中アルコール濃度は少なくとも酒気帯び運転の基準値(血液1ミリリットルにつき0.3ミリグラム)の4倍以上だったと指摘した。
そのうえで、被告が事故現場近くで前方の中央分離帯に衝突しそうな状況でも全く減速せず、前方から視線をそらしていたと指摘。この点について「自らの生命への危機意識すら欠落した常軌を逸した行動」と述べ、アルコールの影響で判断能力が著しく鈍麻していたと断定した。
被告が常習的に飲酒運転を繰り返していたことも認定。今回の事故について「起こるべくして起きた」と非難した。
判決によると、鈴木被告は24年5月6日午後4時15分頃、伊勢崎市の国道17号を飲酒した状態で走行し、中央分離帯を乗り越えて対向車線に進入。乗用車に衝突し、運転していた前橋市の会社員、塚越寛人さん(当時26)と、同乗していた長男の湊斗(みなと)君(同2)、寛人さんの父で会社員の正宏さん(同53)=同県渋川市=を死亡させるなどした。
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