好奇心が見つけた「エンジェルロード」 江戸時代に消えた道、論文に

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山田健悟
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 香川県小豆島の観光名所として知られる「エンジェルロード」は、1日2回の干潮時のみ、海に砂の道が浮かび上がる。そんな道が約360年前には高松市にもあったことを、地元の研究者が複数の史料から再発見し、論文にまとめた。

 高松にかつてあったのは「海ノ中道」。調べたのは、高松市鬼無町佐料の泉保(せんぼ)安夫さん(74)だ。県庁を定年退職後、在野の研究者として歴史や地理に向き合ってきた。

「潮瀬ニ海ノ中道アリ」

 海ノ中道の研究の始まりは10年ほど前。高松城の城下町について書かれた論文に載っていた1枚の絵図を見た時だった。江戸初期の「讃岐国絵図」に描かれた高松城から延びる線を追うと、海の中を通り、南東方向の陸につながっていた。

 「これは、明らかに道じゃないか」。これまでに聞いたこともなく、絵図が載っていた論文の中でも特に言及はされていなかった。もしかしたら、まだ誰も気づいていない道かもしれない――。泉保さんは追いかけることに決めた。

 一つ、思い当たる史料があっ…

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この記事を書いた人
山田健悟
高松総局|四国キャップ
専門・関心分野
地方政治、行政、ジャーナリズム

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