背番号5からエースへ 木更津総合・野尻、1失点の好投
鷹見正之
マウンド上で何度もほえた。気迫をむき出しに、敦賀気比を抑えていく。木更津総合の野尻が八回途中、1失点と好投。「向かっていく投球が持ち味。気合負けしないようにと思った」
四回まで無安打。六回2死一、二塁で適時打を許して1点を失ったが、「緩急をつけ、コースを突き、芯を外せたと思う」。109球を投げ、リリーフにマウンドを託した。
元々は三塁手。昨夏の甲子園では2年生ながら主軸を担ったほどの強打者だ。だが、「このチームはバッテリーが弱いと言われていた」。投手の柱をどうするのか。「地肩が強い」(五島監督)と、野尻に白羽の矢が立った。
昨秋から中学時代以来の投手に取り組む。試合で完投した翌日にもブルペン入りし、黙々と投げた。投球フォームを固め、スライダーなどの変化球を磨いた。
「野手だから球の回転数が足りなかった」。常にボールを握り、スピンをかける練習も続けた。東千葉大会では3試合、21イニングで2失点と好投。背番号は5からエース番号に変わり、甲子園に乗り込んだ。
「序盤は直球に力があったけど、後半が反省点。次は後半にギアを上げる投球をしたい」。エースは胸を張った。
○根本(木) 八回途中に救援した2年生右腕は自己最速を更新する149キロ。「お客さんがわいたので、球速表示を見ました。150キロを目指したい」
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