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 総務省が30日に発表した6月の労働力調査で、女性の就業者数が前年同月より53万人増えて3003万人となり、初めて3千万人を超えた。男性は同7万人増の3744万人だった。働き手の人数の男女差は縮まりつつあるが、女性の働き手の半分程度は正社員よりも賃金が低い非正規雇用で、賃金面の男女差はなお大きい。

 6月の完全失業率(季節調整値)は、前月より0・1ポイント改善して2・3%だった。バブル経済期の1989年6月の失業率も同水準の2・2%(同)だったが、就業者数は男性3686万人、女性2553万人だった。この30年で男性の働き手は58万人の増加にとどまったが、女性は450万人も伸びたことになる。

 背景には、女性の社会進出に加え、人手不足に直面した企業側が女性の積極採用にかじを切ったことがある。世帯主の収入の伸び悩みや、増税と社会保険料の負担増で家計が苦しくなり、働き始めた女性も多いとみられる。

 自営業主や会社役員を除いた雇…

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