警備の叫ぶ声、煙…安倍氏の背後にいた奈良市長、よぎった無差別テロ
奈良市の仲川げん市長が14日に会見し、安倍晋三元首相が市内で街頭演説中に銃撃され殺害された事件について、「傷ついた市民の心を癒やすために責任をもって対応する」と語った。仲川市長は当時、安倍氏の近くで演説を聞いていた。
仲川市長は安倍氏の奈良入りを受け、当日の予定を調整して駆けつけた。応援弁士としてマイクを握り、その後はガードレールを背に安倍氏のすぐ後ろに立っていた。
仲川市長によると、不意に何かが破裂したような音がして身をすくめると直後に同じ音が鳴り、煙を見た。「記憶がとぎれとぎれ」だが、警備担当者が叫ぶ声を聞いた。後方の路上で男が取り押さえられ、武器のようなものが落ちていた。「誰かが奪って次の加害をするかも。そもそも犯人は1人なのか」。無差別テロの可能性に考えが及んだという。
近鉄大和西大寺駅前はにぎわう場で当時は聴衆も集まっていた。事件の目撃者となった人は多い。市が開設した電話相談窓口には13日までの4日間に計82件の相談があった。話して落ち着く人が大半だが、症状が深刻な人もいるという。市長自身も「数日間は緊急車両の音がすると動悸(どうき)が速くなった」「何もできなかった無力感や自責の念が残る」と話している。
市が設置した献花台は予定通…














































