行きづらかった高校時代 先生になってつくった「第3の居場所」
鈴木裕
「みんな違って、みんなおかしい(笑)」
特別支援学校教諭の矢野良太さん(35)は、この言葉を大切にしている。
9月17日の午後、愛知県大府市の福祉関連施設に、幼児や小学校低学年の子どもたちと、お母さん、シニアの女性、大学生ら20人ほどが集まった。
小学生の提案で、夏休みの思い出を色鉛筆で描いて発表することになった。
子どもも大人も、みんなで画用紙に向かう。育てたスイカがおいしい実を付けたこと。鵜飼舟に乗ったこと。絵をみんなに見せながら、楽しかった思い出を発表した。
矢野さんが5年前に立ち上げた多世代交流の場「マナビのWA」だ。毎月第3土曜日、施設には無償で利用させてもらっている。
「だれもが輝ける第3の居場所にしたい」と矢野さんは言う。「居場所であるのと同時に、自分たちがやりたいことを実現する場をめざしている」
矢野さんが「第3の居場所」を意識したのは、高校2年生のときだった。
仲が良かった友人に、自閉症の妹のことを馬鹿にされたことでけんかになり、学校に行きにくくなった。
家族にも相談できず
家族にも相談できず、しばら…










































