袴田巌さん(88)が、死刑囚の立場から半世紀ぶりに解放される。無罪とした静岡地裁の再審判決に対し、検察当局は「強い不満」を表明しつつ、控訴しないと発表した。数々の問題が指摘された捜査や裁判は、どこまで検証されるのか。
「強い疑念を抱かざるを得ません」「到底承服できない」――。
8日午後5時すぎ、検察トップの畝本直美・検事総長が出した異例の談話。結論は「控訴しない」としつつ、文面の多くを占めたのは静岡地裁の無罪判決に対する批判だった。
なかでも「具体的な証拠や根拠が示されていない」と強い不満をあらわにしたのは、判決が認定した「捜査機関による証拠捏造(ねつぞう)」だ。
昨年3月の東京高裁による再審開始決定でも、可能性を指摘された捏造。再審無罪の判決が出る前、ある検察幹部は有罪判決への期待をのぞかせながら「もし無罪になり、再び捏造を指摘されたら控訴するべきだと意見する」と言い切った。
9月26日。静岡地裁は袴田…
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菅野志桜里弁護士・国際人道プラットフォーム代表視点袴田事件における捜査機関の「三つの捏造」を「否認」する検事総長談話。「謝罪」をもって納得することはできない。弁護団の国賠訴訟が違法捜査の真実に迫ることを心から応援し期待したい。 袴田事件の核心は何より捜査における苛烈な違法取調べであり、裁判
2024年10月9日 10:22













































