50年後自然にかえる「樹林葬墓地」神戸市が整備 墓の管理必要なし

杉山あかり
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 神戸市は、山林に埋葬する「樹林葬墓地」を新たに整備すると発表した。焼骨は粉状にして土に埋め、約50年後には分解されて自然にかえるという。墓の管理や継承について、子どもらに負担させたくないという市民のニーズに応えた形だ。

 整備する場所は神戸市北区のひよどりごえ森林公園内の約1200平方メートル。1年あたり80体、20年にわたって約1600体を埋蔵することを想定している。粉にした骨は60センチおきに埋め、他の人の骨と混ざらないようにするが、個別の墓標は立てない。費用や利用対象は未定で、2026年夏ごろからの利用開始を予定している。

 整備に至った背景には、子どもらへ引き継ぐことを前提としない墓地のニーズの高まりがある。

 市によると市立墓園では15年度以降、墓じまいなどで返還される区画数が、新たに使用を許可する区画数を上回っている。一方、永続的に安置される市の合葬墓は、供用を始めた18年度以降毎年1300~2千体の申し込みがあるなど需要は高いという。樹林葬墓地を指定市で整備するのは初めてという。

 22日の記者会見で久元喜造市長は、東屋(あずまや)やベンチの設置、樹林の間伐も行うなど計画の概要を説明した。「光が差し込む明るいエリアにし、来た人が静かに故人をしのぶことができるイメージの公園をつくりたい」と話した。

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この記事を書いた人
杉山あかり
政治部
専門・関心分野
民主主義、ジェンダー、防災、人口減少