教員志望者3年ぶり増加、3054人に 教職専門試験の廃止が奏功か
茨城県教育委員会は、2026年度採用の県公立学校教員選考試験の志願者数が3年ぶりに増加したと発表した。柳橋常喜(やぎはしつねき)教育長は4月30日の定例記者会見で、全国で初めて教員選考試験の1次試験において、教育法規や教育心理など教員として身につけるべき知識や教養を問う「教職専門」を廃止したことや、民間企業からの転職者を想定して外部試験を導入するなど、「採用試験の制度について継続的に見直しをはかってきたことで増加に転じた」と分析した。
県教委によると、小中高と特別支援学校の教諭のほか、養護と栄養教諭を合わせた全体の志願者数は前年度比で143人増えて3054人となった。小学校教諭のみ前年度比で減少し、718人だった。
今年度から導入した外部試験「SPI3」(総合適性検査)による特別選考では200人程度を採用予定としていたが84人にとどまった。柳橋教育長は「民間企業からの転職希望者などを想定していたが、PRが行き届かなかった。ただ、これまで受験をしてこなかった層の掘り起こしはできた」と述べた。
採用試験は5月11日に1次試験を実施する。採用予定者は約966人で、志願倍率は3.16倍となる。
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