縄文世界遺産5周年、三内丸山遺跡で円筒土器文化をさぐる特別展開催
北海道と北東北3県にある縄文遺跡群がユネスコの世界遺産に登録されて、7月で5周年。青森市の三内丸山遺跡センターで記念特別展「北の縄文世界―円筒土器文化をさぐる―」が開かれている。
今から1万5千~2400年前の縄文時代、人々は狩猟や漁労、採集をしながら大規模集落で定住するようになった。祭祀(さいし)や墓といった精神文化を約1万年以上かけて築いた。
展示のメインとなる円筒土器は、バケツを上下に長くしたような独特な形をしている。青森県を中心に津軽海峡を挟んだ北海道南部と岩手、秋田両県北部から出土。世界遺産となった縄文の文化圏を象徴する遺物だ。
縄文前期中頃(5900年前)から中期中頃(4800年前)まで使われていたとされる。縄目による装飾があるほか、口に突起が付けられたり、突起の部分に人の顔が表現されたりした特徴的な造形。どうしてこのような形になり、どのように使われていたかは十分わかっていないが、土器に熱を加えられた痕が残っていることや出土状況などから煮炊きや祭祀に使われていたのではないか、とみられている。
展示では年代や出土の範囲、当時の気候変化を解説しているほか、他の地域との活発な交流を示す出土品や、同じ円筒土器が出た場所との共通性や地域性なども紹介している。
6月21日まで。期間中の土日祝日にはギャラリートーク(一部除外日あり)、岡田康博・三内丸山遺跡センター顧問による講座などもある。問い合わせは同センター(017・766・8282)。
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