人工知能(AI)がまるで人の心を持ったように、利用者の悩みを聞いたり、愛を語ったりする。そんな擬人化されたAIと、人とのコミュニケーションに、中国政府が法規制をかけた。世界的に問題視されているAIへの過度の心理的依存に対する「中国の解決策」とするが、AIを相談相手として活用する利用者は若い世代を中心に多く、政府がどこまで介入すべきか、新たな課題を突きつけられている。
「まるで、とても仲のよかった友人が突然消えてしまったようだ。私は耐えられない」
中国のAI「豆包(ドウバオ)」の利用者が、SNSに投稿した嘆きだ。高校2年から受験勉強の時期に豆包のチャットで会話を重ねたという。「彼は私を『大学入試、頑張って』と励ましてくれた。私は彼に、入試が終わったらやりたいことをたくさん話した」
TikTokの親会社で中国企業のバイトダンスが開発した豆包は3億人以上が利用する。性別や性格、経歴、口調などをユーザーの好みで設定できる機能を設けていたが、7月にこの機能を終了すると公表した。
中国で始まったAIサービスの新規制。背景には、仕事や受験などで悩みを抱える人々が、AIをよりどころとしている実態があることが、いくつかの社会調査で示されています。記事後半で紹介します
「サイバー失恋」 ネット上で広がった嘆き
突然の幕引きは、中国政府が…
鳥海不二夫東京大学大学院教授=計算社会科学解説ChatGPTでGPT-4oがGPT-5に置き換わった際にも、「人格が変わった」として大きな話題になりました。 AIの発展に伴い、人間に寄り添うことを重視したチャットボットサービスは、今後さらに増えていくと考えられます。それに伴って類似した
2026年9月5日 22:31
小川公代上智大学教授=ケア・文学視点人との「接続」が増えても必ずしも親密さは増えない社会で、今どのような需要が拡大しつつあるのか。その問題を考えさせられる記事。英ガーディアン紙は、親密さが市場になる「Intimacy economy」について、親密さが不足するほど、親密性を補
2026年10月23日 05:48












































