フランスの「死の援助」法案、4年越しで成立 広がる死を選ぶ権利

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パリ=坂本進
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 フランス国民議会(下院)は15日、重い病などに苦しむ患者が、致死薬によって自ら死を選べるようにする法案を可決した。2022年にマクロン大統領が制度の見直しを掲げ、4年間にわたって続いた議論が決着した。法案の中身やヨーロッパで広がる「安楽死」の現状、日本の動きなどを5項目で解説する。

記事のポイント

・「安楽死」と「自殺幇助」の違いは
・フランスでなぜいま法制化するのか
・誰が対象で、何が争点なのか
・ヨーロッパではどこまで広がっているのか
・日本での議論は

「安楽死」と「自殺幇助」

 今回、フランスの議会が可決した法案は、「死の援助」と呼ばれる。

 一般的に、医師らが致死薬を投与して患者を死なせる行為は「積極的安楽死」とされる一方、医師らが用意した致死薬を患者自身が使う仕組みは「自殺幇助(ほうじょ)」と呼ぶ。本人の意思に沿って延命治療を始めなかったり、中止したりする「尊厳死」は、死を直接もたらす行為ではない。

 フランスの法律は医師らに用…

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この記事を書いた人
坂本進
パリ支局長
専門・関心分野
欧州、エネルギー、脱炭素、途上国

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