朝日 地球会議2019特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇

朝日 地球会議2019 特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇 広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

パネル討論
森のSDGs 保全・再生から持続可能な消費まで
山本 百合子
イオン環境財団 事務局長

絶えず革新し続ける企業集団としてお客さま第一を実践

本日は、イオンが世界各国で行っている植樹活動について、なぜ私たちは木を植えているのか、そして持続可能な社会のためにできることとは何かといった点について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

    

始めに、簡単にイオングループについて紹介させていただきます。1926年に創業し、それから93年、グループ企業は世界各地に約330社まで増え、店舗数も22000店舗に及び、年間36億人のお客さまにご来店いただいています。連結営業収益は8兆5182億円、グループ従業員は58万人になります。皆さまのご近所のショッピングセンターだけではなく、銀行、クレジットサービス、薬局などさまざまな業態を展開しています。

私たちは、お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献するという基本理念のもと、絶えず革新し続ける企業集団として「お客さま第一」を実践しています。そしてこの考えを実際の行動に移すために、イオン環境財団をはじめグループ企業が環境・社会貢献活動に取り組んでいます。当財団の主な事業活動は、イオンの森づくり、助成、パートナーシップ、環境教育の4つです。この中から今回はイオンの森づくり、その中でも特にカンボジアに絞ってご紹介いたします。

イオンの森に集う人たちとの関係性を大切に

イオングループはカンボジアに森をつくるだけではなく、その森に集う人たちとの関係性を大切に築いて参りました。最初の取り組みは、1998年までさかのぼります。当時、カンボジアにはたくさんの地雷が残っており、その被害に遭った方々に義肢を提供し、リハビリなど社会復帰のサポートをしようと、全国の店舗にお客さまからお寄せいただいた募金とイオン1%クラブからの拠出金を合わせ約1億7,363万円の募金を寄附しました。

続いて、2000年からは学校の寄贈を開始し、現在151校、これまで37万人のカンボジアの子供たちが卒業しました。また、世界遺産であるアンコールワット王朝時代の仏像を展示、管理するシハヌーク・イオン博物館を寄贈。現在も上智大学のアジア人材養成研究センターのスタッフが常駐しており、出土した仏像を展示しています。開館式典には、ノロドム・シハモニ国王も出席されました。

私たちが今、一番大切にして取り組んでいるのが、アンコールワット周辺に暮らすカンボジアの方々が地元の文化遺産を自らの手で次代に引き継ぐために、出土や、展示、管理、といった技術移転を日本の技術者と共に行うということです。

さらに、ユニセフさんとともに、安全な水を地域の学校またはコミュニティに寄贈しています。これは学校を寄贈する中で、水汲みのために学校に通うことが出来ない子どもたちが沢山いることを知ったからです。衛生的な水の確保を通じ、平均寿命を長くするといった健康支援にも現在取り組んでいるところです。

 

豊かな自然と人々の暮らしから持続可能な社会を考える

「イオンの森づくり」について、私たちは国内外で約1,200万本の植樹をしてまいりました。カンボジア最大の動植物園で植樹をしましたが、こちらは内戦により、かなり荒廃した場所でした。地雷を取り除いた後に土地を整備し、植樹を行いました。この動植物園の中には密猟から保護されたゾウをはじめ、さまざまな動物が保護されています。

また、アンコールワット遺跡の周辺、店舗周辺等でも植樹を行っています。カンボジアの豊かな自然と、そこに暮らす方々の暮らしについて共存、共栄がどのようにできるかということが最大のテーマだと思っています。木を植えるだけではなく、森林の周辺に暮らす方々の生業や暮らしを理解したうえで、必要とされることに対して、一緒に手を携えて取り組んでいくことが、持続可能な社会を作り上げる唯一の方法ではないかと考えています。

朝日地球会議 環境 その先へ 接続可能な社会の実現 The Environment and Beyond~Towards a Sustainable Society 公式サイトはこちら