朝日 地球会議2019特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇

朝日 地球会議2019 特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇 広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

特別講演
毛髪素材の開発から提供の仕方まで「持続可能な価値の創造」について
箕輪 睦夫
株式会社アデランス 執行役員・海外事業本部副本部長
グループCSR広報室担当

「三方よし」の考え+ユニバーサルデザインの視点

アデランスは昨年創立50周年を迎えて、ウィッグや育毛中心のヘア産業から、美容や医療の分野まで広げた、ウェルネス産業へのステージを上げています。現在は、日本国内に留まらず、世界19の国と地域で事業を展開しています。

当社の経営理念の根底にあるのが「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の「三方(さんぽう)よし」という江戸時代から続いている近江商人の考えです。これは当社のCSR活動の根幹にもなっており、「社員への責任」「お客様への責任」「環境への責任」の三方への責任を果たすために、毛髪事業と一体化した活動を行っています。

この基盤の上でSDGsの考えを進めるために新たに、「誰も置き去りにしない」といったユニバーサルデザインの視点が加わりました。例えば、抗がん剤による治療で髪の毛を失うというつらい時期に当社の医療用ウィッグに出会い、回復した後はおしゃれなウィッグで生活を楽しんでいただく。ウィッグはどんな時も笑顔を提供してくれるユニバーサルデザイン性があります。

新たな出会いが持続可能な価値を創出

ユニバーサルデザインの視点においては、素材にまで目を向けることが重要となる。ウィッグを作るために、重要なものが毛髪素材です。

主要素材である人毛が枯渇しても安定的に供給するために、当社は1983年から人工毛髪の開発をしてきましたが、石油由来の原料には限界がありました。新しい素材を模索していた時、構造タンパク質繊維を独自開発するスパイバー(山形県鶴岡市)創業者の関山和秀さんと出会い、化学繊維に代わる毛髪素材の共同研究をスタートさせました。

医療の分野では100年の歴史ある企業で美容設備機器や化粧品・空間デザイン等を手掛けるタカラベルモントと出会い、当社が運営する病院内ヘアサロンに移動式理美容椅子を導入しました。移動が困難な患者さんでも座ったまま病室からヘアサロンに行くことができ、そのままシャンプーやカットなどのサービスが受けられます。

最後に、私どもの活動に大きな力を与えてくれた、女子自転車競技のイギリス人選手、ジョアンナ・ロウセルさんについてお話ししたいと思います。彼女は10歳の時に病気で髪の毛を失い、落ち込んでいた時に母親のすすめで自転車競技を始め、これまで数々の世界大会で記録を作ってきました。イギリスの国民的アスリートスター、ロウセルさんは自分の心を支えてくれたウィッグの素晴らしさを伝えています。

 「自転車競技が私の人生に自信を与えてくれて、ウィッグが私自身を取り戻させてくれた」

このように様々な人や企業との出会いによって、身近な場所にたくさんの笑顔が生まれ、新たな持続可能な価値を作り上げています。こうした価値こそがSDGs達成に向けた取り組みを支えているのです。

身近なところから世界に笑顔の輪を広げたい

現在、SDGsの目標のもとに多くの企業がCSR活動を実践しています。しかし、その課題の大きさゆえに何をすればいいのか分からず、立ち止まってしまう企業もあると思います。そんな時にはお客様や取引先、地域に暮らす人々など、身近な人たちの笑顔の実現に目を向けて具体的な活動を続けていけば、きっと一つひとつの課題を乗り越えることができるはずです。

これからもアデランスは「三方よし」の考えに基づき、世界中に笑顔を広げるために身近な笑顔を世界に広げることでSDGsの実現を目指してまいります。

朝日地球会議 環境 その先へ 接続可能な社会の実現 The Environment and Beyond~Towards a Sustainable Society 公式サイトはこちら