萩・阿武6蔵が醸す日本酒、「GI萩」に指定 国税庁

伊藤宏樹
[PR]

 山口県萩市と阿武町の6蔵が醸造する39銘柄の日本酒が、「萩」として国税庁から地理的表示(GI)制度に指定された。6月から瓶に統一のマークを付けて出荷され、産地をブランド化し、付加価値が高まることが期待される。

 参加するのは「長陽福娘」の岩崎酒造、「長門峡」の岡崎酒造場、「東洋美人」の澄川酒造場、「宝船」の中村酒造、「ROOM」の八千代酒造、「三好」の阿武の鶴酒造の6蔵。萩市と阿武町の酒米や水だけを使い、醸造や貯蔵、瓶詰めまでを産地で完結することが「萩」を名乗る条件だ。

 県内では「下関ふく」「美東ごぼう」「徳地やまのいも」の3品目もGIの指定を受けている。「萩」は酒類では球磨焼酎(熊本)や琉球泡盛(沖縄)などに続いて全国15例目で、中国四国では初めての指定。清酒では山形、灘五郷(なだごごう、兵庫)などに続いて8例目という。

 6蔵は農業法人と共同出資で酒米を磨く精米工場を設けたり、新型コロナ禍で日本酒の出荷が減った昨年は純米大吟醸の新商品「コロナに負けるな!」を2回発売したりするなど、連携を重ねてきた。山口税務署の芳井靖典・筆頭税務広報広聴官は「GIは仏ボルドーやシャンパーニュのように国際的に認められる産地をめざす制度。萩をきっかけに山口の日本酒がもっと知られるようになれば」と期待する。

 萩GI地区管理委員会の代表を務める岩崎酒造の岩崎喜一郎社長は「お酒を外に売るだけでなく、GI取得を機に地域の魅力を高めることにもつなげていきたい」と意気込んでいる。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら
宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら

この記事を書いた人
伊藤宏樹
文化部|読書面、出版担当
専門・関心分野
出版、文芸、子どもの本

関連トピック・ジャンル