「結婚したら借金倍」奨学金の呪縛 少子化時代、将来描けぬ若者たち

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久永隆一
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 出生数が70万人台へと突入した。少子化は暮らしにかかわる社会保障制度や経済活動に深刻な影響を与えそうだ。政府は対策づくりを進めるが、具体像は見えないままだ。

少子化が変える年金・仕事・まちの景色…

 少子化は、老後の年金のような社会保障、労働力、街づくりといった多方面に影を落とす。

 2019年に国が公表した年金額の将来見通し(財政検証)によると、高い経済成長を前提にしたケースでも、47年度の年金水準は実質2割低下すると見込まれていた。

 だが、この見通しで使った将来人口推計より実際は、さらに速いペースで少子化が進む。子どもが少なくなれば、公的年金の原資となる保険料を払う現役世代の減少につながる。将来の年金水準がさらに低下する恐れがある。

 介護現場のマンパワー不足も…

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この記事を書いた人
久永隆一
さいたま総局次長
専門・関心分野
社会保障、教育、こども若者、貧困、人口減少
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    今村久美
    認定NPO法人カタリバ 代表理事
    視点

    異次元の少子化対策と大きく出た割に、早くも残念なやり取りが国会で続いている。 まだ具体策が決まっていないから積算できないというが、省庁関係者と話していると、異次元のチャレンジというよりも、どうも萎縮気味に政策を検討しているように感じる。

    2023年2月28日 22:32

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