深掘り

「未来に必要」も過度な期待は禁物 CO2集めるDAC、万博で実証

有料記事

竹野内崇宏
[PR]

 温暖化対策として、空気中から二酸化炭素(CO2)を直接回収する技術「DAC(ダック)」の研究開発が進む。4月13日に開幕する大阪・関西万博会場では、国内最大規模の実証試験プラントが稼働し、予約すれば見学もできる。注目される未来の技術だが、研究者は「過度な期待は禁物」だと指摘する。

 DACはダイレクト・エア・キャプチャーの略で、文字通りCO2をつかまえる技術のことだ。

 準備が進む大阪市此花区の万博会場。きらびやかなパビリオンの脇を抜けると、白い円筒形の装置が三つ横たわっていた。長さ約7メートル、直径1.2メートル。一つで1日約100キロのCO2を吸着できるDAC装置だ。

 全体で約40世帯が排出する量を吸収できる。甲子園球場5個分の森林の吸収量に相当するという。研究段階のため効率は高くないが、会場に供給されるCO2排出ゼロの電力を使えば、実際に大気中のCO2を減らせる計算だ。

 「会場内では他に類を見ない…

この記事は有料記事です。残り1674文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら
宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら

この記事を書いた人
竹野内崇宏
くらし科学医療部|専任記者
専門・関心分野
AI・テクノロジー・サイエンス