高市早苗首相と韓国の李在明(イジェミョン)大統領は、4カ月の間に互いの故郷を行き来し、親密な関係を印象づけた。予測の付かないトランプ米政権が東アジアへの関与を減らすのではとの不安や、イラン情勢によるエネルギー危機への対応など、混迷する国際情勢が日韓を近づけている。
高市氏は伝統衣装に身を包んだ儀仗(ぎじょう)隊らに車を囲まれ、李氏の故郷である南東部の慶尚北道・安東(アンドン)に到着。「国賓に準ずる礼遇」で歓待され、会場のホテルでは李氏が自ら出迎えた。
共同記者発表で李氏は「韓日の首脳が互いの故郷を訪問したのは初めてで、世界的にも類例を見ない」と強調。高市氏は「諸外国との関係で悩むことがあったら、しょっちゅう電話しあおうねと約束した」と語り、良好な関係を印象づけた。
中東からの原油輸入に頼る日韓にとって、エネルギーの確保は喫緊の課題だ。今回、原油調達や石油製品の融通での協力を深化させるべく、「産業・通商政策対話」の創設を打ち出し、成果をアピールした。
日本政府関係者は「具体的な協力の中身があるわけではないが、やれることを互いに考えていく」と話す。
日韓はいま、「協力するしか選択肢がない」(韓国政府関係者)状況に置かれている。
トランプ米大統領は14、1…
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