秋田県横手市にある老舗酒造「大納川(だいながわ)」の酒造タンクに、社長の田中文悟さん(49)が転落し、亡くなる事故が4月にあった。全国各地にある酒蔵の再生事業に心血を注いだ経営者で、業界内では「酒蔵の再生人」として知られた人物だった。
「ただ、美味(おい)しいと言ってもらえる酒を造りたかっただけだ」。大納川の公式サイトには、そんな文章とともに、緑色の巨大なタンクの前で日本酒「大納川」を持つ白衣姿の田中さんの写真が載っている。
大納川は従業員約10人の小さな酒造会社。前身の酒蔵が経営不振に陥っていたところを田中さんが2018年に事業を引き継ぎ、立て直した。
地元が誇りに思う酒蔵を 新酒で2年連続金賞
「必ず、この蔵を再建して見…
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