フレッシュなバラ、食べて楽しんで 近大院生が研究成果を応用し起業

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山田美季子
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 見て楽しいバラを、食卓にも――。平群町のバラ農家に生まれた近畿大学大学院生の中筋穂奈実さん(24)が、食用のバラを製品化するベンチャー企業を起業した。家業に携わりながら研究で確立した栽培手法も取り入れ、「味わうバラ」という新たな分野に踏み出した。

 淡いピンク色のマカロンを口に運ぶと、新鮮なバラの花の香りが鼻に抜ける。橿原市今井町のスイーツ専門店「dulce communico」(ドゥルケ コムニコ)は今月末ごろまでの限定で、アフタヌーンティーで白いイチゴと平群産のバラを使用したマカロンを提供している。

 考案したのはパティシエの張替(はりかえ)保乃伽さん。花びらを粉末にしたものを生地に練り込み、クリームに乾燥花びら、ジャムには生の花びらを使う。「香りが良くて苦みが少ない」と、バラ品種「センティッド・ジュエル」を選んだ。

 バラ食材を提供するのは、中筋さんが昨年4月に設立したベンチャー企業「ばらめく」。起業のきっかけは、大学院花卉園芸学研究室での研究成果だった。紫外線の照射で「ウドンコ病」を防ぐ手法を、バラ栽培に応用する方法を探っていた。

 既に実用化されていたイチゴなどと違い、バラでは花が傷んでしまう問題があったが、効果的な照射時間帯を調べ、1日1時間程度の照射で高い効果を得られる方法を見つけた。使用する農薬を8割減らすことができ、食べても安全な基準を満たした。

 中筋さんは「事業化できるか…

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