3連覇の健大高崎、際立つ投打の力 高校野球群馬大会を振り返る

岡田昇
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 59チームが夏の頂点をめざした群馬大会は、健大高崎が3年連続6回目の優勝を果たした。約1カ月にわたって繰り広げられた熱戦を振り返る。

 決勝から一夜明けた27日、健大高崎では優勝報告会が開かれた。集まった約800人の生徒を前に、石田雄星主将(3年)は「この校舎に(全国大会の)優勝旗を持ち帰れるよう頑張りたい」と力を込めた。

 春の県大会を制し、優勝候補の筆頭だった健大高崎は豊富な投手陣と切れ目のない打線で栄冠を手にした。全5試合で完投はゼロ。準決勝は佐藤麻恩選手(3年)が先発登板し、決勝では三塁を守っていた石田翔大選手(3年)が最後を締めるなど、野手陣も加わった投手力は際立っていた。

 3年ぶりの甲子園をめざした前橋商は落ち着いた試合運びが光った。エースの秋元大輝投手(3年)は全5試合に登板したが、決勝でも連投の疲れを見せずに好投。打線もコンパクトなスイングで、春に大敗した健大高崎をあと一歩まで追い詰めた。

 ノーシードから4強入りした前橋育英は塚越晟那投手(3年)が力投し、チームを引っ張った。昨秋の県大会で優勝した桐生第一は春から打撃を強化して臨んだが、準決勝で涙をのんだ。

 4強以外のチームでも、好投手の奮闘が目立った。17年ぶりに8強入りした桐生は左腕の出牛皇輔投手(3年)がテンポの良い投球を披露。初戦で敗れたものの、高崎商大付の藤田快世投手(3年)、常磐の白井彪音投手(3年)も力のある球を投げ込んだ。

 7校が一丸となった連合チームも健闘した。一方、尾瀬は8年ぶり、四ツ葉学園は9年ぶりに単独チームで出場し、新しい一歩を踏み出した。

 28日には全国49の代表校が出そろう予定で、夏の甲子園は8月5日に開幕する。激戦の群馬を勝ち抜いた健大高崎が、大舞台で思う存分実力を発揮することを期待している。

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