中村格・警察庁長官の引責辞任、国家公安委が示した懸念とは

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編集委員・吉田伸八
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 警察庁の中村格(いたる)長官が25日、辞任する考えを明らかにした。安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件は警察の対応の不備が招いたもので、過去に例のない警察の大失態だ。中村長官は「人心一新」を理由に挙げたが、警察トップとして責任を取る引責辞任と言える。

 警察庁長官の引責辞任は過去にほぼ例がない。1999年からの神奈川県警の一連の不祥事などの後、2000年1月に当時の関口祐弘長官が辞職した際は引責辞任との見方があったが、本人が「引責ではない」と強調した。

 安倍氏への銃撃事件をめぐっては、警護の失敗の責任は一義的には奈良県警にあり、法的、制度的には警察庁の責任は問いにくい。要人警護の計画作成や実施は都道府県警の責任で行い、現職首相などを除き警察庁が原則関与しない仕組みになっているからだ。

 日本の警察制度は、捜査や警…

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この記事を書いた人
吉田伸八
編集委員|警察庁担当
専門・関心分野
警察行政、事件、犯罪

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