
中村憲剛さんと菊島宙さんがアドバイス~
「コツコツのコツ」オンラインイベント
元プロサッカー選手
中村 憲剛さん

「勝手に無理だと思って、可能性を自分でつぶさないでほしい」
「習い事でもそうですけど、自分の好きなことは前向きになれると思うから、ただ受け身で話を聴くだけじゃなくて、自分で考えて自分を成長させてほしい」
「期待する自分になるために、一日一日何をすべきかを考えて」
「がんばれるのは自分だけ。自分をたきつけられるのも自分だけ。夢を叶えられるかどうかは自分次第だと思います」
これらは、イベントでお話した中村さんの言葉です。
また、子どもたちの質問にも答えていただきました。

「サッカーを始めたのはいつですか? 毎日練習をしていましたか?」という質問に、中村さんは小学1年生からサッカーを本格的に始めたこと、そしてピアノや絵画、水泳なども習った一方、結局、サッカーが好きで毎日のように夢中になってボールを蹴っていたことを明かしました。「中村憲剛さんのように周りを見ていいパスを出したいのですが、どんな練習をすればいいですか? それと、どうやったら練習を毎日続けられますか?」という問いかけに対しては、目的を持つ大切さを次のように話しました。
「パスに関しては、サッカーは味方ありき、相手ありきなので、個人練習というより、試合を意識しながら日々のチーム練習に取り組んでいました。自主練習を続けるには、時間よりも質が大事だと思います。ただ何も考えずに壁に向かってボールを蹴るのと、強く蹴って跳ね返ってきたボールをしっかり止めると意識しながらの練習では、成長の度合いも変わってきます。自主練習にも意図を持って、試合でどれだけ使えるかを考えることが大切だと思います」

「自分が思うようにできなかったときにはどう切り替えていますか」といった精神面の質問には、「特に試合のときは『うまくいかないな』と感じたら『じゃあ、どうやったらうまくいくか』を頭をフル回転させて考えていました。くよくよしていると次の場面にも悪影響なので、気持ちをポジティブに切り替えるのがいいと思います」とヒントを与えていました。
3児のお父さんでもある中村さんは、子育てで気をつけていることも話してくれました。子どもが本当に夢中になれるものを見つけられるように選択肢をなるべく多く用意してあげること、子どもが戸惑わないように、褒めたり叱ったりする基準は奥さんと同じ価値観を共有することを心がけているそうです。

その後、ブラインドサッカー女子日本代表の菊島宙(そら)さんを招いて「ブラインドサッカーを応援しよう」が行われました。ブラインドサッカーは視覚障がいを持つ人がプレーするサッカーで、東京2020パラリンピックでは「5人制サッカー」という公式競技として実施。中村さんも何度か見たことがあり、目が見えないなかでの技術の高さや球際の迫力に注目しているといいます。
イベントでは菊島さんのアドバイスのもと、アイマスクを装着した中村さんがパス、ドリブル、シュートを体験しました。

イベントの最後には、菊島さんと中村さんがそれぞれ「コツコツのコツ」を子どもたちに伝えました。「大きな目標に向かって小さな目標を一つずつ立てて、それを一つひとつクリアして夢に向かってがんばっていってほしいです」と菊島さん。中村さんは「『なりたい自分』『期待している自分』になるためには、『今、何をしないといけないか』の積み重ねがとても大切。大きな目標を立てるのもいいですが、そこばかりを見るのではなく、目の前のことを一生懸命コツコツやることが夢に近づく秘訣だと思います」と教えてくれました。
田中貴金属グループによる「コツコツプロジェクト」は、すべての人が持つ可能性のかたまり「金のタマゴ」に気づき、一人一人のゴールを目指して「コツコツ」と努力を積み重ねる姿を応援し、後押しをする取り組みです。中村さんと菊島さんによるオンライントークセッションは、子どもたちの「金のタマゴ」に大きな刺激を与えたはずです。
中村 憲剛
元プロサッカー選手
なかむら・けんご/1980年東京都生まれ。小学1年生からサッカーを始める。小学5年生のときに全日本少年サッカー大会でベスト16に。東京都立久留米高校(現:東京都立東久留米総合高校)では高校選手権東京大会ベスト4。その後、中央大学ではキャプテンとして臨んだ4年生で、関東リーグ2部で優勝、1部復帰を果たす。2003年に川崎フロンターレに入団。チームの攻守の要として活躍。2006年から2013年は日本代表選手としてワールドカップにも出場。





西 紀明さん






