広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

「上達のコツ」は
集中できる時間を長くすること

将棋棋士 
羽生 善治さん

 棋士養成機関の奨励会に入ったのは、小学6年生のとき。それまでは遊び感覚で将棋を指していましたが、奨励会はプロ志望の集まりで真剣そのもの。「20歳までに初段」などの条件をクリアできず退会する人もいたので、「本気で取り組まねば!」と思いましたね。

 将棋の世界は独特で、奨励会に入っても師匠に教えてもらえるわけではありません。月2回の例会に参加する以外は、勉強するのも怠けるのも自由。だから、自分を律することが大切でした。私が最初に取り組んだのは、量をこなすこと。まずはたくさんの対局から必要な知識や基礎を学ぶ必要があると考え、棋譜を読んだり前回の対局を思い返して違う手をシミュレーションしたりなど、通学時間などを利用して勉強しました。

 どんな分野も同じだと思うのですが、上達するために必要なのは、長時間の集中ではないでしょうか。長く集中できればより多くを学べ、スキルアップできます。最初は誰でも短時間しか集中できないものですが、練習や経験を積んでいくことで、集中できる時間を長くできると思います。

 将棋は一手につき約80通りの可能性があるといわれています。そこから対局相手や流れで可能性を絞り、私は3手先くらいまで考えます。しかも新しい戦法が次々と生まれるので、勝っても負けても課題が生まれ、勉強し続ける必要があります。それくらい将棋は奥深く、今でも難しいし、指すたびに新たな発見がある。苦しいときもあるけれど、続けていくうちに「わかる」瞬間が訪れる。だから、将棋は面白いんです。まずは親子で、ぜひ挑戦してください。

羽生 善治 
将棋棋士

はぶ・よしはる/1970年埼玉県生まれ。小1から将棋を始め、6年生で奨励会へ。15歳2カ月で四段に昇段し、史上3人目の中学生棋士に。89年に19歳で初タイトルとなる竜王を獲得、94年に九段に昇段。96年には名人・竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖の7大タイトルを同時に獲得する七冠王を史上初で達成した。さらに2017年、7大タイトルで史上初の永世七冠に。著書に『教養としての将棋』『瞬間を生きる』『将棋から学んできたこと』など多数。

コツコツブック制作委員会

「目標に向かってひたむきに自分を磨き、一歩ずつ挑戦を続けているコツコツがんばるすべての人を見守り、後押ししていきたい」という田中貴金属グループの想いに共感した各社が、書籍『今日から始めるコツコツのコツ』を制作するために設立した委員会です。

コツコツプロジェクト
朝日新聞 朝日学生新聞社 TANAKA 田中貴金属グループ

pagetop