
才能は好きなもののなかにある
「好き」をとことん突き詰めよう
放送作家
鈴木 おさむさん

子どもの頃から自分の作ったもので人を楽しませるのが大好きでした。小学6年生で生徒会長になったときは、月1回の活動報告をお芝居形式にしてみんなを笑わせたり、中学時代は友達を主人公にしたコメディ小説を書いたことも。自分の仕掛けで人が喜んで嬉しかったという経験が、今の仕事のベースになっている気がします。
放送作家の卵として修業を始めたのは、大学1年生の頃。最初の1年はお金をもらわず、寝る間もないほど働いて体力的にもしんどかったけれど、憧れの仕事はとにかく楽しかった。どうにかして目の前の人に認めてもらいたくて、企画を考えては原稿を出し続ける日々でした。
そんななか僕は大学に3カ月で行かなくなった。なぜなら、放送作家としてがんばっているのだと大学の知人に話したら、「いくら稼いでるの? なんだタダなの?」と言われたから。ここにいたら心が折れると思いました。夢を目指しているとき、どんな友達に囲まれているかはとても大切です。人は他人に笑われると「間違っているのか?」という迷いや恥ずかしさで力が出せなくなってしまう。だから夢を叶えたいなら、同じ夢を追う人や人の夢を笑わない人と一緒にいるようにしてください。
まだ夢がない人も、早く自分の才能に気づけるといいですね。才能は好きなもののなかに見つかることもあります。漫画でもゲームでもダンゴムシでもいい。何が将来につながるかわからないから、好きなものをもっと好きになるくらい突き詰めてください。もし全力でがんばるのが嫌だと感じるなら、それは方向が違うのかもしれない。本当に好きなら努力と思わず、120%がんばれちゃうからね。その姿を見た周りの人がチャンスをくれるから、夢は実現できるんだよ!
鈴木 おさむ
放送作家
すずき・おさむ/1972年、千葉県生まれ。19歳で放送作家デビュー。ラジオ、テレビの番組構成を手掛け、バラエティーを中心にヒット作を多数担当したほか、映画やドラマの脚本・監督、エッセイ・小説も執筆。さらにはラジオパーソナリティー、舞台の作・演出などでも注目を集め、エンターテインメント界をけん引する存在。2002年に森三中の大島美幸さんと結婚し、1児のパパでもある。
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