中納良恵の音off

【第7回】 個と個

EGO-WRAPPIN’ヴォーカリスト中納 良恵

GO TO キャンペーンと並んでGO TO ライブ や GO TO ダンス や
GO TO 美術館が含まれないのはなぜなんだろう
密だからか、、
毎日テレビでスポーツ番組があるのに いけてる音楽番組がないのはなぜなんだろう
政治か、、、
オリンピックが開催されて 世界の音楽博覧会なんかが街中のポスターや
看板を埋めることがないのはなぜなんだろう
個人的趣味か、、、
音楽や芸術に命を救われた人はごまんと居るはずだ
絵だって写真だって文学だって工芸品だって民芸品だって
そこに日々救われている人はたくさんいるのに
なぜスポーツばかりがお茶の間にフューチャーされるのだろう
感染者だなんだと言うこのご時世でなぜオリンピックが開催できると思えるのか
私だって小学校の頃はTV ドラマのスクールウォーズが流行った頃は子供会のラグビー部に入ったり
ソフトボールでレフトを務めたり
中学校の頃は陸上部で毎日地獄絵図のような練習に励んだりと
それなりにスポーツ少女だったが その反動か
今はスポーツに全く興味がないまま2020年ももう終わりです
えらい年やったな

昔会った人に言われたことを妙に思い出す
『人類が滅びる瞬間に助かる方法が一つあって歌を歌うこと』
真意はよくわからないが形がなくなっても響きや波動みたいなものが残ると言うことなのか
意識や気や念はその場に止まると言うしあながちウソでもないように思う
個々の響きが共鳴しあって記憶を辿って個と個が結合し合ったりするのだろうか
そうなったらおもしろい

昨今の盛り上がるSNS事情で発信する人が増える中
友達が『今の時代は一人一人が個人商店だね』と言ったのが深く頷ける
コロナもあっていろんなことが良かれ悪しかれ浮き彫りになったことは
各々がこれからの生きかたを考える良いきっかけとなった
ひっ迫した空気の中大きな組織やいままでの体制が崩れ落ち
個人個人で何とかやって行こうと言う流れもあった
実際クヨクヨもしていられず
自分を信じてやっていく以外ないのだから
コロナは世界に大きな追い風を吹かせている
上手く乗りこなして行きたいな
個だと寂しいし個は孤独だけれど
個であることを誇りに思える時が加速している

と言うことで今回紹介するお気に入りの音楽は
アルバムのタイトルが本人名義
セルフタイトルのアルバムを紹介します
自分の名前をタイトルにするくらいなのだから
よほど何かの節目や特別な思いがあってつけられたと思うし
読みどおり名盤が多い

1、Molly Drake / Molly Drake

1950年代のとても素朴で美しい歌とピアノの弾き語り
自宅で録音されたアルバム
サーーーっと言う優しいノイズは
大海の中に落ちていくような安らぎと未知
民謡のような郷愁に浸る楽曲に
消えていく境界
シンガーソングライターのニック・ドレイクの母

『Molly Drake』
出典:Squirrel Thing Recordings

2、The xx / xx

2009年デビュー作
ここまで音削ぎ落としてもかっこいいのは
曲とアレンジの良さか
曇り空の多い土地で暮らす人の鳴らす音
今聴くとまだ10年前だけど なんだかとても
懐かしい

3、Sam Amidon / Sam Amidon

アメリカのシンガーソングライター
過去のアルバムもいいがこちらの新譜もとてもいい
聴きながら違うことを考えていても
体に染み込む心地の良い肌触り
両親がフォークミュージシャンのPeter and Mary

4、Kelly Lee Owens / Kelly Lee Owens

ロンドン在住のプロデューサー、ミュージシャン
ジャンルはテクノ エレクトロ ポップ
ファーストアルバム
ロングドライブや水流や砂の舞い方や飛んでる鳥の連係や
流れ去る景色のように残さない美しさがある

5、はっぴいえんど / はっぴいえんど

言わずもがなの はっぴいえんどのファースト
日本語詞の希望
その言葉にはこの音とリズムしか似合わないと思わされるほど
全ての噛み合わせが完全無敵

日本の音楽の希望です

6、Prince / Prince

1979年の 2ndアルバム
前々回の連載もプリンス推しでしたが
このアルバムは両手を広げて踊りたい素晴らしい名盤
邦題は『愛のペガサス』
うーん、、むりくり

『Prince』
出典:Prince Official Website

7、THE BLUE HEARTS / THE BLUE HEARTS

こちらも言わずもがなの情熱の名盤
今聴いても全く色褪せない
いつ聴いても心をギューーっと絞られる
人間て美しいな

8、Duncan Browne / Duncan Browne

1973年の作品
アコースティックギターの弾き語り
楽曲の良さ アコースティックの理想形
ため息が漏れる
曇り空の下 いきなり光がさしてきた

9、Brenda Russell / Brenda Russell

1979年アメリカのシンガーソングライター
DJ MURO さんのミックステープを昔よく聴いていて
どれかに入ってた曲が収録されていて嬉しかったな
このアルバムはどの曲もスイートで素晴らしい

『Brenda Russell』
出典:A&M Records/Interscope.com

10、The VelvetUnderground / The VelvetUnderground

こちらも言わずもがなの名盤1969年
私にとって時代が経てばたつほどに良さが増していくバンド
音数の少なさゆえにメロディーやキャラクターが浮きだってくることを
思い知らされる

最近聞いた話では人類最古の人型石像が見つかったらしくその石像は口がないらしく
テレパシーで会話をしていた時代があったんじゃないかと推測されている
じゃあ 体のどこで歌うのか?
そこは やっぱし 魂、、、か
人類が滅びる瞬間 私は全力で歌おうと思う

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