慢性腎臓病(CKD)セミナー
広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディア事業本部
▼CKD予防の食事
CKDのリスク要因は、食塩の摂取過剰、カリウムの摂取不足、メタボリックシンドローム(以下、メタボ)、過度な飲酒です。
厚生労働省の調査によると、塩分摂取の7割は調味料からです。食塩が多いしょう油や味噌を減らし、酢や香辛料など塩分が少なく風味のある調味料に置き換えていくことが、減塩を長く続けるコツです。
カリウムの摂取量が少ないと、血圧が高くなることが分かっています。カリウムは根菜類、果物に多く含まれており、野菜ジュースで手軽に摂取できます。近年は塩分が入っていないものが主流です。
メタボ対策としては、ランチョンマット法をご紹介します(図)。図のようなルールを守ることで自然と食事が適量になります。

お酒との上手な付き合い方として、一つ目は、3杯目からは炭酸水やお茶に切り替え、惰性で飲まないようにすること。二つ目は「和らぎ水」をはさむことです。これは、お酒を飲みながら合間に飲む水のことで、飲み過ぎ防止、悪酔い予防になります。
▼CKD患者さんの食事療法のポイント
食事療法の柱として、①減塩、②蛋白質制限、③エネルギー補給、④カリウム・リン制限の四つがあります。
減塩は食事療法の基本です。また、腎臓が悪くなると蛋白質の老廃物が体にたまりやすくなるので、蛋白質制限が必要になります。蛋白質を制限するとエネルギー摂取量が減るので、蛋白質制限とエネルギー補給はセットで行います。蛋白質制限はカリウム・リン制限も兼ねます。
蛋白質は肉や魚に多く含まれます。肉や魚の重さの目安として、手のひら大で80~100gであること、同じ100gでも蛋白質量が異なることを知っておきましょう。たとえば同じ100gでも魚のサケには約20g、ご飯には約2gの蛋白質が含まれています。
エネルギー補給のコツは、油分や糖分をうまく取り入れ、パンを食べるときはバターだけでなくジャムも塗る、ゆで卵には塩ではなくマヨネーズをつけるなどがあります。また、低蛋白ご飯などを利用すると、そこで節約した蛋白質を肉や魚に回すことができ、エネルギーを確保しやすくなります。
カリウムやリンは水に溶けやすいので、水にさらす、ゆでこぼすなどで減らすことができます。炒める、蒸す、電子レンジではカリウムは減りません。リン制限については、科学的根拠は十分ではないのですが、リンは加工食品に多く含まれ、食品の保存料にも含有されていることから、摂り過ぎには注意が必要です。